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町長メッセージ_平成27年9月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成27年9月1日
(2015年9月1日更新)
 9月11日で東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故から4年6カ月が経過します。この間、町民の皆さまがふるさと双葉町を離れ、いまだに各地で厳しい避難生活を送られておりますことにつきまして、ご心痛お察し申し上げます。

 震災以前の8月の双葉町は、各地区での盆踊り大会や山田、石熊ではじゃんがら念仏踊りの伝統行事が行われ、例年地元の方やお盆で帰省された方々が旧交を温めていたものですが、今の双葉町ではそれも叶わない状況です。
しかし町の各自治会では、避難先において盆踊りや夏祭りを開催したほか、避難先の祭りへの参加などで双葉町に居住していた時とは違った形で参加された方も多かったことと思います。

 7月30日に第一回双葉町復興町民委員会が開催されました。
 本委員会は、本年3月に策定し「双葉町復興まちづくり長期ビジョン」に掲げられた施策のさらなる具現化に向け様々な意見等を求めるため設置されました。また本委員会には、高齢者等福祉部会、町民コミュニティ部会、復興産業等拠点部会の3つの部会と新産業創出分科会を設置し、各部会の協議を踏まえ、町の今後の復興に向けた各種事業(復興事業計画、再生可能エネルギー活用・推進計画、復興拠点基本構想)へ反映させることを考えております。

 町の復興につきましては、現在両竹、浜野地区の本格除染及び町内の道路や施設の拠点除染を行っており、双葉地方水道企業団による上水道管の現地調査も実施中であります。
 他の被災市町村と比較すると帰還困難区域が殆どを占める双葉町の復興は大変厳しい状況にあるものの、少しずつではありますが、復旧、復興を進めております。
 「双葉町に住みたい」
 「事業を再開したい」
 「双葉町で復興の力になりたい」
と考えている方々へ希望の持てる町の具体的な復興計画の策定及び復興拠点整備を推し進め、早期の双葉町への復興、帰町に資してまいります。

 9月に入り、残暑と共に朝晩の涼しい気温と変化のある季節となりました。町民の皆さまにおかれましては、くれぐれも健康に留意され、お元気でお過ごしになられますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗