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町長メッセージ_平成28年2月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成28年2月1日
(2016年2月1日更新)
 1月3日、いわき市において平成28年双葉町成人式を挙行し、74人の新成人に成人証書を授与しました。新成人からは震災後の不安な生活や双葉町での思い出、友人との交流の懐かしさや現在の生活状況、将来の希望について話があり、さらに双葉町の復旧、復興に寄与したいとの思いのある方も多く、町の復興に対して意を強くしたところであります。今回成人を迎えた方々は双葉中学校の卒業式という特別な日に震災に遭われましたが、ご本人はじめ両親、ご家族の方のご努力により立派に成人されたことに改めて敬意を表します。

 また当日は震災後初めて町賀詞交歓会を開催し、岩城光英法務大臣をはじめ、国、県、町議会議員等、多数の方に出席頂き盛会裏に開催されました。岩城大臣からは、町の復興のため、国を挙げて各種事業に取り組むとのあいさつがあり、大変心強く感じたところです。

 1月4日に東京電力(株) 廣瀬直己代表執行役社長がいわき事務所を訪問した際に要求書を渡しました。要求書の内容については、
 「福島第一原子力発電所の廃炉関係」として、
 ・早期かつ着実な廃炉の実施、
 ・放射性物質の飛散防止等、廃炉に係る安全対策の徹底
 「町の復旧・復興に向けた取り組み」として
 ・東京電力福島復興本社の立地町への移転
 ・廃炉、研究開発、新産業拠点の形成促進(イノベーション・コースト構想の実現)
 ・JR双葉駅西側の社宅、独身寮の再開方針の早期提示
 「原子力損害賠償」として
 ・町民の被害実態に即した賠償の実施
 ・町有財産(土地、建物)に係る損害賠償方針の早期提示
について強く要求しました。

 新春恒例の双葉町ダルマ市が、1月9日、10日の両日、いわき市南台仮設住宅内のイベント広場で盛大に開催されました。当日は巨大ダルマ引きが行われ、震災前からの伝統の行事に参加された多くの町民の方々で賑わいました。震災後5回目を迎え、夢ふたば人のご尽力により開催されたものであり、今後も永い伝統の継承に対して町としてもしっかりと支援をしていきたいと考えています。

 本年度末には浜野、両竹地区の除染が完了になり、町の復興拠点としての整備を具体化して参ります。引き続き町民の皆さまの生活再建、町の復旧、復興に努めてまいりますのでご理解とご協力をお願いいたします。
双葉町長 伊澤 史朗