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町長メッセージ_平成29年3月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成29年3月1日
(2017年3月1日更新)

 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から3月11日で丸6年の月日が経とうとしています。11日にはいわき市勿来町において「東日本大震災双葉町追悼式」を挙行いたします。震災で亡くなられた方、またふるさとに帰ることができずに無念のまま避難先で亡くなられた方々に対し、心からご冥福をお祈りいたします。
 
 1月19日告示の双葉町長選挙において無投票当選の栄に浴しました。引き続き3月10日から二期目の町政の舵とり役を担いますが、初心を忘れず、気持ちを引き締めながら職員とともに町の復興、再興のための課題解決に取り組んでいく所存でありますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 
 昨年12月に「双葉町復興まちづくり計画(第二次)」を策定いたしました。「町の復興」と「町民一人一人の復興」を基本理念とし、町の再興、生活再建、町民のきずな・結びつきを基本目標として計画の実現に向けて鋭意取り組んでまいります。
 現在、JR双葉駅西地区の本格除染が実施されています。また来年度からは、平成28年8月に政府から出された帰還困難区域の取り扱いに関する考え方に基づき、町の本格的な復興に向け、駅西地区をはじめ帰還困難区域内における町内復興拠点を、平成29年度早期には国の認定を受けることができるよう構想や計画を作成し、具体的な事業を推進してまいります。 
 平成31年度供用開始となる(仮称)双葉インターチェンジの用地取得も地権者の方々のご理解をいただき終了しました。併せて復興シンボル軸となる県道井手長塚線、町道長塚両竹線、町道久保前中浜線、町道羽山前沼ノ沢線の4車線についても福島県と連携しながら改良・拡幅整備を推進いたします。
 また、町の復興の足掛かりとなる中野地区に産業の再興に資する企業誘致や廃炉関係の研究施設、人材育成のための研究施設の立地をめざした「産業拠点」の整備を進めてまいります。
 このため、2月18日、19日には双葉町中野地区復興産業拠点の都市計画事業実施に係る説明会をいわき市と郡山市で開催いたしました。中野地区復興産業拠点は、その円滑迅速な復興及び再生を図るため、町の都市計画に「中野地区一団地の復興再生拠点市街地形成施設」として位置づけ、整備いたします。
 公営墓地の予定地についても除染が終了し、平成29年度内の供用開始を目指して整備を進めてまいります。
 大震災から7年目となる今年はこのように復興まちづくり計画(第二次)の具現化に向けた取り組みと併せて引き続き町民の皆さまの生活再建に努めてまいりますのでご理解とご協力をお願いいたします。

 今年は西日本の日本海側で大雪に見舞われました。3月の声を聞くと春が近づいたような感じがしますが、まだまだ寒さの厳しい日々が続きます。お体に気をつけてお過ごしくださいますようお願いいたします。


双葉町長 伊澤 史朗