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町長メッセージ_平成29年11月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成29年11月1日
(2017年11月1日更新)
 日ごとに朝夕の冷え込みが増し、山々や街路樹が紅葉する季節を迎えました。JR双葉駅前の銀杏並木も黄金色に色づいていることでしょう。

 10月4日、いわき事務所においてJR東日本輿石逸樹執行役員・水戸支社長と「JR双葉駅東西自由通路及び橋上駅舎整備に関する協定書」を取り交わしました。JR常磐線が全線開通する平成31年度末までの完成を目指し、町の東西を結ぶ橋上駅として整備していきます。この事業は、町が一部費用を負担し、JR東日本が工事を担当して進めていくことになります。今年度中に基本設計に着手し、来年度にも工事が始められます。新駅舎は東西の自由通路と駅舎機能が一体化した橋上駅となり、復興祈念公園や県のアーカイブ拠点施設などを整備する常磐線東側と、新たに居住区域を造成する西側を結び、にぎわいを創出していく計画です。町の復興が大きく前進する事業となりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

 10月8日には、いわき市立南部アリーナにおいて「オリンピックデー・フェスタinふたば、ふたばスポーツフェスティバル2017」を開催いたしました。町民の皆さんが参加する体育祭は震災後初めてであり、県内外の避難先より子どもから大人まで町民の皆さん約200人が集まりました。競泳の伊藤華英さん、新体操の田中琴乃さん、ウエイトリフティングの三宅宏実さん、柔道の杉本美香さん、近代五種の山中詩乃さんの5人のオリンピアンにも参加していただき、体を動かしながら、楽しく交流を図りました。5人のオリンピアンが各チームのキャプテンとなり、5つのチームに分かれてチームごとに色分けした揃いのTシャツを着て、手つなぎ鬼や小玉回し、5色玉入れなどで競い合いました。
 お昼には町婦人会の皆さんに調理していただいた豚汁が振る舞われ、オリンピアンと一緒に話しをしながら美味しくいただきました。大会の開催にご協力いただいた皆さまに心から敬意と感謝を申し上げます。震災前に行われていた町民体育祭を思い出しながら、楽しい一日を過ごすことができました。

 10月12日から県内外12ヵ所での町政懇談会をスタートさせました。11月には、いわき市、新潟県柏崎市で開催いたします。懇談会では、町執行部から、復興まちづくり計画(第二次)、特定復興拠点区域復興再生計画、平成29年度住民意向調査、中間貯蔵施設計画地内の町有地の取り扱い、町共同墓地について、また教育委員会から町立学校等の状況について説明しております。御足労をおかけいたしますが、お近くの会場にお越しいただき、ご意見やご要望等をお聞かせくださいますようお願いいたします。

 冬に向かう時節ですので、風邪などひかぬよう体調管理にはくれぐれもご留意されますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗