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町長メッセージ_平成30年2月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成30年2月1日
(2018年2月1日更新)
 新しい年を迎えてから早いもので1カ月が経ち、2月を迎えました。町民の皆さまには避難先でどのようなお正月を迎えられたでしょうか。

 1月3日、いわき市において平成30年双葉町成人式を挙行し、71人の新成人に成人証書を授与いたしました。今年新成人となられた皆さんは、東日本大震災発生当時、中学1年生でした。多感な時期に大変なご苦労があったことと思いますが、新成人からは双葉町での楽しい思い出や将来の希望について話がありました。さらに双葉町の復興に携わりたいとの声も聞かれるなど私自身、町の復興に対して意を強くしたところであります。困難にも負けず、ご自身の努力やご家族の支えにより立派に成人された姿に改めて感動を覚えました。
 また同日に賀詞交換会を開催し、吉野正芳復興大臣はじめ、吉田栄光県議会議長、橋本徹県議会議員、町議会議員等、多くの方々にご出席いただきました。

 1月4日の仕事始めには、町の復興を祈願し、双葉ダルマに目入れを行いました。職員に対し、本年は復興の具現化元年と位置づけ各種取組みを実行に移すために各課連携のもと一丸となって取り組むよう訓示しました。
 また同日、東京電力ホールディングス㈱小早川智明代表執行役社長がいわき事務所を訪問した際に双葉町としての要求書を渡しました。要求書の主な内容としては、他の被災地域と比較した時の双葉町の特殊な事情を十分認識し、被害実態に即した賠償を継続かつ確実に行うとともに、東京電力が掲げている「3つの誓い」の1つである「迅速かつきめ細やかな賠償の徹底」を加害者の責任において遂行すべきであること、また、町が平成24年3月に提出した町有財産(土地・建物)に係る損害賠償請求書に対して算定方針を早期に示すことなどを強く求めました。

 1月6日、7日の両日には新春恒例の双葉町ダルマ市が、いわき市南台応急仮設住宅内のイベント会場で盛大に開催されました。天候にも恵まれ、巨大ダルマ引きや町芸術文化団体連絡協議会による芸能発表などが行われ、県内外からの多くの人々で賑わいました。今年も夢ふたば人のご尽力により開催されたものであり、南台での開催は最後になりましたが、今後も伝統の継承に対して町としてしっかりと支援していきたいと考えています。

 東日本大震災から6年10カ月にあたる1月11日には、中野地区復興産業拠点整備事業の起工式に先立ち、福島県警の協力のもと町職員、町議会議員、町消防団員ほか約120人が参加して整備区域内の一斉捜索を実施いたしました。地震発生時の午後2時46分には現地で黙祷を捧げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに町の復興を強く誓いました。

双葉町長 伊澤 史朗