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町長メッセージ_平成30年5月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成30年5月1日
(2018年5月1日更新)
 双葉町いわき事務所脇の街路樹のハナミズキの花も咲き始めました。

 3月29日、復興公営住宅勿来酒井団地敷地内において「双葉町サポートセンターひだまり」の開所式を行いました。同施設は、町民の方々の心身の健康維持及び町民同士の絆づくりや周辺地域の皆さまとのコミュニティ形成のため、生きがいづくり事業や交流サロン活動、地域ボランティアとの交流などを行ってまいります。

 新しい年度のスタートとなる4月2日、いわき事務所において職員辞令交付式を行いました。新規採用職員5名、福島県より派遣職員、他自治体からの派遣職員が加わり、平成30年度の業務を開始いたしました。新たに加わった職員の中には、双葉町と直接のゆかりがない方もおりますが、震災がなければこのような出会いはなかったのではないかと感慨深く感じております。
 さらに、今年度は新たに神奈川県、茨城県石岡市から、また引き続き富山県黒部市、新潟県柏崎市、福井県敦賀市、美浜町、茨城県北茨城市、かすみがうら市より町の現状をご理解いただき、町の復旧・復興と町民の皆さんの生活支援などの課題解決のために職員を派遣していただきました。改めて厚く御礼を申し上げます。
 職員に対しては「今年は町の復興の具現化元年と位置づけ情報共有や課同士の連携を密にし、復旧復興に全力で取り組むとともに、町民の皆さまの生活再建に引き続き尽力してほしい」と訓示したところであります。

 4月6日には満開のサクラの中、いわき市錦町の仮設校舎で小・中学校の入学式が行われました。小学生8名、中学生4名が緊張した面持ちで新たに入学されました。引き続き、ふたば幼稚園の入園式が仮設園舎で行われ、新しく3歳と5歳の4名の園児が入園いたしました。入学・入園式には保護者の皆さま、多くの来賓の方々のご出席を賜りました。本年度は、いわき市に町立学校を再開してから最多の52名の園児、児童、生徒が1年間学ぶことになりますが、将来の双葉町の復興を担う子どもたちを双葉町の学校でしっかりと育てるため、少人数教育ならではのきめ細かい特色ある教育を実践し、個に応じた教育を一層充実させてまいりたいと考えております。
 端午の節句も間近となり、真っ青な空に悠々と泳ぐ鯉のぼりを見るたびに、元気な子どもたちの姿を重ね合わせ、子どもたちの未来に期待が一層高まります。

 4月13日には双葉郡立勿来診療所が復興公営住宅勿来酒井団地敷地内に開所いたしました。週二日、内科と歯科の診療となりますが、町民の皆さんの健康管理の一翼を担っていただけるものと考えております。

双葉町長 伊澤 史朗