本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_平成30年6月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成30年6月1日
(2018年6月1日更新)
 アジサイの花が雨に映える季節となりました。

 4月20日、内堀雅雄福島県知事が、町外拠点として位置づけている県営復興公営住宅勿来酒井団地や双葉郡立勿来診療所、双葉町サポートセンターひだまり等を視察されました。サポートセンターひだまりでは、利用者の方々に優しく声をかけ、一緒に健康体操をされるなど、内堀知事の訪問に利用者の皆さんは感激しておりました。私から町内の復興状況や町民の生活再建、山積する課題などについて説明するとともに、今後とも更なるご支援をお願いしました。視察後はいわき事務所で職員に対し「復興公営住宅は完成しましたが、まだ町民の避難が続いている状況にあります。復興の行く手には高い壁が立ちはだかっていますが、常にチャレンジ精神を持ち業務にあたってください。今後も町を中心に県や国、関係機関が一体となって必要な施策を進めるため、しっかりと意見交換をしていきたい」と激励の言葉をいただきました。

 4月25日には行政区長会を開催し、区長の皆さんに委嘱状を交付ました。17行政区のうち10の行政区で区長の交代があり、新たに区長になられた皆さまには、行政と地区の皆さまの橋渡し役としてご活躍いただきたいと思います。

 4月30日には友好都市である埼玉県加須市の騎西藤まつりに出席し、震災以降多大なご支援をいただいております加須市の皆さまに、心から感謝の言葉を申し上げ、今後とも変わらぬ交流の輪を広げていくことをお誓い申し上げました。

 5月9日にはいわき事務所において、双葉町農地保全管理組合設立総会が開催されました。双葉町は原発事故による農地等の放射能汚染、避難指示により営農休止を余儀なくされており、避難指示解除準備区域においては農地等の除染が完了したものの、その後農地の管理ができていないことから、雑草や柳の木が生い茂り荒廃している状態であります。このたびの農地保全管理組合の設立は双葉町の復興と農業再生の先駆けとなる確かな一歩を踏み出したものであり、大きな期待が寄せられています。本来なら今ごろの季節になると双葉町では、田植えも終わり青々とした田園風景が広がり、夜になると一斉にカエルが鳴き出します。目を閉じると自然豊かな双葉町の美しい風景が浮かんできます。

 6月1日から双葉町寺内前霊園の使用区画の申し込みを開始します。墓地について検討されている方は、広報紙、ホームページ、タブレット等をご覧になっていただき、わからないことがあれば住民生活課までお問い合わせいただきたいと思います。

 間もなく梅雨の季節を迎えます。気温の変化が激しい時期でありますので、町民の皆さまにはくれぐれもお身体に気をつけてお過ごしくださいますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗