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町長メッセージ_平成30年9月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成30年9月1日
(2018年9月3日更新)
 気象庁が命に危険を及ぼす暑さに注意してくださいと頻繁に熱中症に対する注意喚起をした猛暑の夏も終わりに近づき、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。

 7月28日から30日にかけて、友好町である京都府京丹波町から松本和久教育長をはじめ、社会教育委員、中学生、高校生など15名がいわき市を訪れ、京丹波町・双葉町子ども交流事業が行われました。町立学校や復興公営住宅勿来酒井団地を見ていただき、翌日は町立学校の生徒とともに相馬野馬追祭やアクアマリンふくしまなどを一緒に見学しながら交流を深めました。今後も両町で交流事業を継続させていきたいとの話がまとまりました。

 8月3日から10日まで、舘下明夫教育長を団長として、震災後3回目となる海外派遣事業を実施し、ニュ―ジーランドの農家での宿泊体験やオーストラリアのシドニー大学やオペラハウスを見学するなど、海外研修を終えた9人の中学生、高校生が無事に帰国いたしました。外国の自然や言語、文化に触れ、一回り成長した子どもたちの姿が見られました。この経験は必ず将来子どもたちにとって大きな財産になるものと信じています。

 8月6日には、JR常磐線双葉駅橋上化及び自由通路新設工事の起工式が吉野正芳復興大臣ご臨席のもと、双葉駅舎北側駐車場で執り行われました。震災当日から営業が休止されている双葉町の玄関口であった双葉駅が、営業再開に向け大きな一歩を踏み出すことができたことを大変うれしく思い、ご尽力いただいた関係者の皆さまに改めて厚く御礼を申し上げます。新たな双葉駅は、駅舎が橋上化されるとともに、自由通路が新設され、駅の東西が自由に行き来できるようになります。双葉駅の営業再開が予定されている平成31年度末の完成を目指しています。また同時期に、双葉駅周辺の一部区間及び避難指示解除準備区域の避難指示解除を目標としており、双葉駅の復興は双葉町の復興の中核となるものです。

 双葉駅の西側では、町の新しい住む拠点として、双葉駅西側地区生活拠点整備事業の着工に向けて準備を進めています。8月5日には駅西地区の住民の皆さまに対し駅西側地区一団地の復興拠点の整備に係る説明会を行い、計画へのご理解とご協力をお願いしました。 

 夏から秋へと季節が移り変わります。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので、健康管理にはくれぐれもご留意されますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗