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学校教育の充実を目指して(その37)_教育長メッセージ(2016年12月27日)

学校教育の充実を目指して(その37)_教育長メッセージ(2016年12月27日)
(2016年12月27日更新)

原発事故で避難した子ども達に対する「いじめ問題」が全国各地で報道されています。教育委員会にも数件の声が寄せられました。「メッセージを頂き安心した」、「子どもたちに頑張るよう励まして欲しい」、「生活が派手になるなど、いじめられる側にも責任がある」、「避難先の住民感情に留意し言動を慎むべき」等々の内容です。様々な声に耳を傾けながらも、先ずはお子さんの生活の変化に絶えず目を向け、何かしら心配する状況があれば、いつでもご相談下さい。

いわき市で町立学校に在校する子どもの数は現在40名(幼稚園8、小学校20、中学校12)です。今年度4月より5名(幼1、小1、中3)増えました。次年度への入学希望者も出ており、子どもの数は更に増えそうです。詳細は、町のホームページをご覧下さい。お子様の町立学校への入学、教育の相談については、是非教育総務課へ。不登校傾向や発達障がい等、様々な問題に全力で対処していきます
※担当:横田指導主事 TEL:0246-84-5210



 若者たちに学ぶ

  福島大学生の支援

  町立学校では、昨年度の運動会に福島大学の学生たち20人程がボランティアで参加し、少人数での運動会を大いに盛り上げてくれました。そして夏の「集まれふたばっ子2015」にも支援依頼を快諾し、情報交換会のプログラムでコーディネーター役を見事に務め子どもたちを和ませてくれました。子どもたちのみならず大人たちも彼らと楽しい時間を共有していたと思います。夕食時での大学生との懇談では、彼らが大学で真面目に勉強し将来の目標もそれぞれに明確でいかにも地に足がついている様子がうかがえました。今年度も同様に、運動会と夏のイベントに参加し、昨年度以上に活躍していたように感じます。
運動会では大学の教授や職員の皆さんも参加していただき、「大学を挙げて被災地の復興を支援する」という福島大学の皆さんの使命感には大いに感動させられ、そして学ばさせられました。

 状況の変化をもたらす若者たち
 双葉郡内の教育長たちが中心となり進めている「双葉郡教育復興ビジョン推進協議会」では、震災後子どもたちの教育力の向上、地域の復興を目指し様々な取り組みをし、着実な成果が見られます。昨年12月の「ふるさと創造学サミット」は早3回目迎え、郡内小中高校生の創造性あふれる学習の成果が子どもたちの主体的な活動により展開されました。本町の子どもたちも多くの聴衆の前で堂々と発表しました。何より、郡内小中学校の先生方の意識が高揚してきました。この取り組みを陰で支えているのが、協議会の事務局員として精力的に働いている若者たちです。双葉郡の教育再生のために発揮している彼らの情熱と能力は尋常ではなく、これまで培ったキャリアと人脈で、様々な組織の立ち上げや新しい取り組みに奔走し、いずれのイベントでも多くの参加者を集めしかも内容も充実させ大きな成功を収めているのです。彼らのすごさは状況の変化をもたらす力と言ってもよいのではないかと考えます。

 コミュニティー再生へ
 「ふたさぽ」と言えば、町のイベントや集会等で常に町民を支えイベントを盛り上げ、更には広報誌「ふたばのわ」も毎月発行している双葉町の復興支援員の皆さです。単なる支援員ではなく、実に多くの町民に暖かく迎えられ、信頼されている方々です。最早双葉町民と言っても過言ではないと思います。「ふたさぽ」の皆さんの強みは、笑顔とフットワークの軽さであり、町民に溶け込む親しみ深さであると思います。優れたコミュニケーション能力そして企画力、組織力も持ち合わせています。双葉町の復興、とりわけ大切なコミュニティー再生に大きな役割を演じていることは間違いないと思います。先月のダルマ市でも「よっちゃんスルメ」の企画・販売に大活躍をしてくれました。また、このコーナーでは他町村の若者たも協力していたことも取り上げない訳にはいきません。イベントを通じて町村の垣根なく共に復興に向け、コミュニティー再生に向け協力する姿勢は大いに学ばなくてはいけません。

 夢を追求する
 町のイベントといえば、震災前から常に町民の先頭に立ちイベントを盛り上げてくれていたのが「夢ふたば人」の皆さんです。震災後も彼らの力は様々な場面で発揮されています。夏祭りやダルマ市はもちろんのこと、婚活イベントや町立学校の授業でもアイデアや指導力をいかんなく発揮しています。今年度子どもたちが取り組んだ「双葉ダルマ提灯絵付け」は学校の文化祭や「ふるさと創造学サミット」でも評価され、子どもたちの伝統文化への関心そして可能性を高めてくれました。彼らと共に「明日への希望、町の明るい未来」を夢見ているような気がします。双葉町にはなくてはならない存在です。
 これまで、出会った多くの素晴らしい若者たち、彼らの思いや情熱に触れ、自分も頑張ろうという気持ちを覚えたのは自分だけではないと思います。行動的で協調性あふれる若者たちのエネルギーやボランティア精神、故郷を思う気持ちが町の復興の大きな推進力になるに違いないと感じています。

                                     双葉町教育長 半谷 淳