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学校教育の充実を目指して(その15)_教育長メッセージ(2015年5月21日)

学校教育の充実を目指して(その15)_教育長メッセージ(2015年5月21日)
(2015年5月21日更新)
 5月に入り、2日には加須市の「騎西藤まつり」に参加しました。加須市民、双葉町民の皆様との交流を楽しみました。町立学校では、4月の入学式後、新学期が順調にスタートしました。23日(土)には、幼稚園・小学校運動会が町立学校体育館で実施されます。今回は福島大学生の協力で進められます。是非、ご来校下さい。

 学ぶことについて考える!

 学力テストについて
 今年度も全国学力テストが4月に実施されました。小学校6年生と中学校3年生が対象で、それぞれ国語、算数(数学)理科の3教科で実施されました。テストの結果については、毎年新聞等で報道され、教育関係者は一喜一憂しています。小中学生も少なからずプレッシャーを感じます。学力テストについては、昨年も触れましたが、子供たちの学ぶ力の一側面を測るものです。つまり、知識そして応用力(活用力)です。これらは、学校教育で培われる重要な力であることは言うまでもありません。
 確かな学力について
 学校教育の中で身につけるべき「学ぶ力」は、それだけにとどまりません。文部科学省では、確かな学力として知識や技能の他、「学ぶ意欲」「自ら課題をみつけ、自ら学び、主体的に判
断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」
を掲げ、「豊かな人間性」、「健康と体力」と合わせて、「生きる力」を身につけさせ、子供たちが変化の激しいこれからの社会を生き抜くことをねらいとしています。単なる知識だけではなく、心と体そして思考力、判断力、表現力等も大切だと言っています。
 より広い視点での学び
 より広い視点で学ぶことを考えたいと思います。子供たちが学校生活、家庭生活、地域での交流等で経験することは、すべて学ぶこととして考えてよいのではないか、と思います。学校での係活動や学校行事そして地域との関わりで学ぶこと等も大切な学びであろうと思いますし、このようなとらえ方の方が子供たちにはより理解しやすいのではないかと考えます。他人との協調性やリーダーシップそして社会生活での常識等も学ぶべき大切な事柄です。とかく、学ぶことが学校教育の中の教科学習に大きなウエートがかけられ、狭い意味で考えられる傾向があるように思われます。学校を卒業し仕事に就き、十分に能力を発揮できるよう育てることが大切です。そして、そのために様々な点での「学ぶ力、学ぼうとする態度」に目を向けていきたいと考えます。
 勉強はスポーツ同様に楽しい
 「勉強は難しい」とよく大人たちは言いますが、決してそうではない、勉強はスポーツ同様に楽しいものである、ということを子供たちに教えたいと思います。スポーツと共通していることは、上達するために毎日の基礎的な練習が欠かせない、ということでしょう。そしてより上達するためには更に高度な練習、頭脳を使った練習が必要になることも共通しています。どちらも考えることが大切なのです。何より重要なことは、学ぶ姿勢です。勉強もスポーツも指導者に対して、学ぶことに対して謙虚な姿勢、素直な姿勢が要求されます。謙虚に学ぶことで、勉強もスポーツも上達するのだと思います。
 学ぶための挑戦を
 4月に広野町に開校した「ふたば未来学園高校」での開校式で、TV等で有名な「林修」さんは、「勉強の方法は教えられない。自分なりの方法を苦労して見つける以外にない。」と言っていました。ある程度は他人の勉強方法やスポーツでの上達方法は参考になりますが、やはり自分なりの方法を見つけることで、勉強もスポーツも向上するのだと思います。そのための工夫や練習時間の確保、考えることへも挑戦しなくてはいけません。何事も楽しては身につかない、ということも学ばなくてはいけません。要するに壁をいかに克服するか、です。壁を越えることで勉強、スポーツもより楽しくそして奥の深さを知ることになります。そして次の新たな壁がまた現れます。そうして、学ぶことを繰り返す限り挑戦は一生続くのです。
 読書で考える力を高める
 子供たちが教科学習で苦労することは、いわゆる「応用問題」です。全国学力テストでも、県内の子供たちの応用力が毎年のように論議されています。応用力を高めるためには、普段から応用問題に取り組むことと考える力を養うことです。読書は最も有効な手段です。ゲームやTV,スマホの時間を読書に向けさせ、自分の興味の向く本を探すように仕向けたい。我々大人たち、教師は子供たちに読ませたい本を一冊、一冊勧めたい。そのためには、大人たち、教師も本を読むことです。以下にお勧めの本があります。興味のある方は是非読んでみて下さい。
 ・「アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉」(小倉 広)
 ・「自分の木の下で」(大江健三郎)
 ・「『新しい人』の方へ」(大江健三郎)
 ・「だからあなたも生きぬいて」(大平光代)
 ・「東大脳は12歳までに育てる」(谷あゆみ)
 ・「最後の授業」(ランディ・パウシュ)
 双葉町教育長 半谷 淳