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学校教育の充実を目指して(その16)_教育長メッセージ(2015年7月1日)

学校教育の充実を目指して(その16)_教育長メッセージ(2015年7月1日)
(2015年7月1日更新)
 6月1日付で、双葉北小学校に5年生女子が入学しました。今年度4月より2名増え、幼小中学校で合計18名(幼1、小7、中10)となりました。開校以来7名の増加です。この間の町立学校教育の成果が少しずつ理解されてきているように思います。素晴らしい環境、充実した施設・設備の下、少人数指導、放課後学習支援、英語学習、スクールバスでの送迎、幼小中の連携等の成果が見られます。学力も着実に向上しています。

 生活学級、婦人学級に行ってみよう!

 学ぶこと、生きがいを求めて
 昨年度、本町の生涯学習講座、「生活学級」、「婦人学級」には述べ2,000人以上の参加者がありました。震災後翌年から教育委員会担当者の努力により講座を再開し、町民の学びの場の確保、絆の維持に努めてきました。再開時は県内外7カ所でスタートした講座も以後少しずつ拡大し、昨年度は県内外10カ所で多くの参加者により充実した講座が開かれました。
 講座の内容も「趣味や生きがい」、「健康」、「防災」、「郷土文化」等多岐に亘っており、参加者のニーズに合った講座に一人一人が意欲的に参加できるように工夫されてきました。正に、学ぶことの楽しさ、生きがいを追求する多くの町民の熱意と意欲にあふれる生涯学習講座の姿が見られ、震災後の困難な状況の中で多くの町民が示している「生きる力」、「生き抜く力」そのものではないかと感じています。
 県内外10カ所で開級式
 平成27年度を迎え、県内外10カ所で予定されていた、「婦人学級」の開級式に教育総務課長と自分と手分けして顔を出しました。自分は5カ所の開級式に出席しましたが、いずれの会場でも参加者の元気な声、表情に触れ、そして心温まる歓迎を受け、さらには久しぶりで再会できた町民の方も少なからず見られ、言葉には表せない程の感動が得られました。開級式に先立つゲームや自己紹介では童心に帰ったかのような笑顔も見られ、今年一年間の各学級の充実ぶりを十分に期待させられた開級式でした。
 60の手習い、学びの追究を
 生涯学習の意義については、改めて触れる必要もないようですが、近年様々な研究がなされ、新しい説も聞かれます。ある学者は、「年齢を重ねるに従い、友情や創造性、生きることへの満足度が高まる可能性がある、それは年齢と共に、自分にとって何が大切かの判断力が高まるからだ」と述べています。他の学者は、「例え高齢者であろうとも、新しいことに挑戦することで、脳が活性化し長生きにつながる。」と説いています。自分も幸運にも今年の野馬追祭に出場することになり昨年から乗馬に取り組んでいますが、「乗馬がこれほどまでに楽しいものか」と乗馬の虜になってしまいました。正に60の手習い、新たな挑戦です。そして、自らの意欲的な学びでレベルを高めることも十分可能だと思います。子どもたちの勉強とは違い、知識を暗記したりテストを受けたりする緊張感はありませんが、学ぶことには変わりはないと思います。
 子どもの元気、高齢者の元気そして若者も
 5月23日、町立学校仮設校舎体育館で「幼稚園、小学校大運動会」が開催されました。幼稚園、小学校の子どもたち7名で、果たして大運動会になるのか心配でしたが、今年は福島大学から約20人もの学生がボランティアで支援して、保護者や来賓の皆さん、町民皆さんの協力もあり、総勢100人以上もの参加での大運動会となりました。「生活学級」、「婦人学級」同様ここでも「今を楽しむ、今を生き抜く」笑顔と意欲、そして支え合う多くの人達の力がみなぎっていました。大学生を引率して来校した福島大学の中田スウラ先生は「コミュニティの再生そのものですね」と大運動会の成功を喜んでいただきました。町内で元気に活躍する子どもたち、高齢者そして彼らを支える若者たちのエネルギー、輪を大切にし、町のコミュニティを少しずつ再生していきたい、と考えています。

 双葉町教育長 半谷 淳

▲つくば市さくら生活学級開級式

▲町立幼稚園・小学校大運動会