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学校教育の充実を目指して(その29)_教育長メッセージ(2016年8月1日)

学校教育の充実を目指して(その29)_教育長メッセージ(2016年8月1日)
(2016年8月1日更新)

6月27日、町立小学校の3年生の算数、6年生の外国語活動で授業公開を実施しました。昨年に続いての取組みですが、入学者の拡大、先生方の研修の充実につながるものと期待しています。外国語活動の授業は、今年度の県のグローバル人材育成事業に基づくものでもあります。英語教育は町立学校の特色として、特に力を入れています。町立学校に在校する子どもの数は現在36名(幼稚園7、小学校19、中学校10)です。二学期からは幼稚園、小学校、中学校それぞれ1名ずつ増える予定です。他に見学者もたくさん来ています。お子様の町立学校への入学、教育の相談については、是非教育総務課へ。不登校傾向や発達障がい等、様々な問題に全力で対処していきます。 
※担当:横田指導主事 TEL:0246-84-5210



 意識の持ち方が状況を変える

 

 他の自治体の派遣職員から

 震災後、全国の自治体の職員が町の復興のための支援に来ています。今年度は柏崎市、かすみがうら市、黒部市から派遣され、双葉町のために協力して頂いています。その他、国や県から派遣されている職員もいますし、3月までは民間の会社から来ている方もいました。文字通り、オールジャパンで復興に取り組んでいるような気がします。もはや、こうした派遣職員の皆さんの協力なくして、復興に関わる多くの困難な仕事を遂行することは不可能といってよいくらい、大切な役割を果たしていると感じています。3月に、昨年度までの派遣職員からの感想として「復興は自分とはあまり関係ないと思わないで、もっと意識を高く持って下さい」という言葉が聞かれました。同様の内容の言葉が複数の職員から聞かれたので、深く印象づけられました。


 意識のレベル

 かつて「意識の持ちようで状況が変わる」ということを耳にし、そうしたことが果たして起こり得るのかどうか考えたことがあったので、意識の持ち方と状況への関わり方についてもう一度考えてみたいと思います。役場職員の意識として、町の復興を考えない職員は誰もいないと思います。ただ、復興についての意識の持ち方、考え方については様々なレベルが考えられ、より高いレベルでの意識の持ち方によっては、周囲に与える影響も小さくなく、周囲の状況を変える力になり得るものだと言えるのではないかと思います。復興に関する会議や町のイベントに積極的に関わる、町民と復興に関して意見を交換する等の姿勢を意図的に持ちうるならば、しかもそうした意識が職員組織全体に見られるようになれば、状況の変化は期待できるように思います。


 望ましい雰囲気の醸成    

 町立学校に目を向けると、子どもたちや先生方の努力に対して職員や町民が応援して、それを励みにしてまた子どもたちが頑張るという好ましい状況が見られます。応援の仕方、内容の違いはあれ、そうした雰囲気の醸成が重要なのです。その雰囲気がもっと明瞭になれば、つまり入学者の増加や教育内容、教育環境の充実を意図した応援行為が見られれば、さらに状況は変わってくるでしょう。学校においては、そうした雰囲気作りに取り組む主体は、教育委員会はもちろんですが、教師や保護者、そして近くに住む町民や地域住民になります。つまりは、関係者すべての意識の持ちようと関わり方が重要なのだと、言いたいのです。         


 町全体として                         

 町民の意識についてはどうかと言えば、やはり同じであると思います。震災後、町民の皆さんがダルマ市のほか多くのイベントに、県内外での生活学級・婦人学級等の生涯学習講座に、自治会活動にそしてそれぞれの避難先での交流会に意欲的に参加しており、そうした状況が町の広報やタブレット等での情報で確認でき、町全体が活性化しているという、町民の意識の高揚につながっていると思います。こうした多くの町民の意識の高まりを一つの方向へと導くことができれば、町の復興への大きなうねりとなっていくことが十分に可能になっていくのではないでしょうか。先の大震災は被災地に大きな爪痕を残しました、被災地では様々な支援を頼りとし、力強く復興への歩みを進めていると感じます。阪神・淡路大地震からの復興も信じられない程、急速に進みました。震災後の復興の姿、住民の動きを見ると、復興への意識の持ちよう、関わり方が様々な形で影響しているのではないかと考えています。それぞれの立場で今何ができるかを考えていきたいと思います。

                                     双葉町教育長 半谷 淳