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学校教育の充実を目指して(その32)_教育長メッセージ(2016年9月14日)

学校教育の充実を目指して(その32)_教育長メッセージ(2016年9月14日)
(2016年9月15日更新)

 双葉郡内各教育委員会で運営する放課後学習会がいわき、福島、三春、郡山、二本松、会津若松市等、県内14カ所で実施されています。郡内の小中学生であれば、いつでも、だれでも参加できます。ご連絡下さい。 

町立学校に在校する子どもの数は現在40名(幼稚園8、小学校20、中学校12)です。今年度4月より5名(幼1、小1、中3)増えました。次年度への入学希望者も出てきています。詳細は、町のホームページをご覧下さい。お子様の町立学校への入学、教育の相談については、是非教育総務課へ。不登校傾向や発達障がい等、様々な問題に全力で対処していきます

※担当:横田指導主事 TEL:0246-84-5210


 組織と個人の役割 

 

 町立学校の現状と成果

 2014年4月、いわき市で開校した双葉町立幼小中学校は当初11名(幼1、小4、中6)という少人数でスタートしましたが、開校3年目を迎えた今年度4月には35名に増え、更に9月には40名になりました。子どもの数が増えたことと同時に、子どもたちの成長した姿が随所に見受けられます。不登校傾向や発達障がい、そして避難生活での学習の遅れ、友人関係の悩みといった様々な問題を抱えて入学した子どもも少なくはありませんが、そのような問題がほとんど解決され、どの子どもも伸び伸びとしかも意欲的に学校生活を送り、基礎学力や運動動力を向上させ、各種コンテストでも成果を上げてきています。これは、当然ながら、教職員はもちろん、教育委員会、町当局等関係者が目指す方向を一致させ、様々な努力をしてきたからに他なりません。いわば組織の力が最大限に活かされたためです。組織を構成する個人の力も十分に発揮されいます。

 
 組織原則    

 組織の力を活かすために、組織のリーダー及び組織の構成員は、組織原則をしっかりと確認しながら、組織の運営にあたらなければなりません。最も重要且つシンプルな原則は皆で話し合って決めたことを、皆で実行する」というものです。この原則は一見簡単なようで、実は大変難しいものでもあります。先ず、話し合いが十分になされることが大切です。話される内容も、話し合いに臨む姿勢も同様に大切です。でなければ、「決めたことは実行しなければならない」という意識が極めて薄くなってしまいます。話し合いの結果に異論を唱え、決まったこととは全く異なる行動をとってしまう人もいます。この原則の大切さを十分理解できていないような組織は、必然的に組織としての欠陥を抱えることになり、構成員の気持ちはバラバラで組織内のムードも沈滞し、前進が見られず成果も得られません。学校や役所等、どのような組織にもあてはまることです。

  
 議論と妥協の大切さ

 町立学校の開校作業そしてその後の学校教育の業務について言えば、このような組織の問題がほとんどなくこれまでスムーズに進んできたと言えます。組織の構成員、つまり教育総務課のスタッフや町当局、議会、教育委員を中心に教職員も意識が高く協力的で、教育に関する熱意も十分に見られのです。「町の将来を担う人材育成のために、是非学校開校を」という声があふれていました。教育行政の責任者としては、学校教育の充実と入学者の拡大という課題に安心して取組める状況が創り出せたと感じています。もちろん、これまでの3年間は作業や組織の在り方を巡る激しい議論が度々あり、その度に妥協点を見出す努力がなされたことは見逃せない点です。議論の中身によっては、異なる意見が噴出し議論が白熱することはよく見られることであり、その時、構成員がある程度皆納得できる結論に導くことがリーダーとしての大切な役割だと肝に銘じて、時には主張を時には妥協をしながら運営にあたってきました。そしてそのような経験の積み重ねにより組織としての力量が更に高まっていくのと思いますし、実際高まっているのを実感しています。

 
 組織のほころびと修正

 いかに組織がしっかりとしていても、所詮様々な人間の集まりであり、時に個人の過ちや原則にはずれた個人の動きにつられるように組織として方向性を間違う場面も出てきます。その時にいかにして、ほころびを最小に留める努力をすることかが必要になります。確認すべきこと、依拠すべきことは、先の原則「皆で決めたことを皆で実行する」なのです。この原則に戻り、また皆で議論し新たな解決策を見いだす努力極めて重要なのです。そして、事内容が子どもたちのことに関するものであり、時に子どもたちに容易には理解されなくとも、この原則に忠実に立ち返り、議論を尽くして出した結論をしっかりと守り実行するという強い意志を持ち行動することが大切なのです。このことが、ひいては子どもの教育に大人が責任を持つことになるのだと考えます。外部からの信頼も深まるに違いありません。

双葉町教育長 半谷 淳