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学校教育の充実を目指して(その34)_教育長メッセージ(2016年11月22日)

学校教育の充実を目指して(その34)_教育長メッセージ(2016年11月22日)
(2016年11月22日更新)

芸術の秋、今年も郡山市で双葉町民による「総合美術展」が開催されました。また、いわき市勿来でも、勿来地区の美術展に招待される形で「双葉町民の展示コーナー」が設置され、会場を訪れた多くの町民の目を楽しませてくれました。どの作品にも町民の皆さんの制作への意欲と熱意が込められ、見学者も含めて、町民同士の絆が深まっていくように感じました。

 いわき市で町立学校に在校する子どもの数は現在40名(幼稚園8、小学校20、中学校12)です。今年度4月より5名(幼1、小1、中3)増えました。次年度への入学希望者も出ており、子どもの数は更に増えそうです。詳細は、町のホームページをご覧下さい。お子様の町立学校への入学、教育の相談については、是非教育総務課へ。不登校傾向や発達障がい等、様々な問題に全力で対処していきます。 
※担当:横田指導主事 TEL:0246-84-5210



 復興町民委員会について 

 

 議論を楽しむ
 今年度、双葉町復興まちづくり計画(第二次)の策定に向けて「双葉町復興町民委員会」が開催されています。委員会は「人の部会」、「町の部会」の二つの部会に分かれ、それぞれ町民から選ばれた委員が様々な意見を述べ、町の復興に向けての議論を進めています。委員会は平成24年より開催されており、メンバーの変更がありながらも、一貫して町の将来像を見つめる真摯な議論が続けられています。委員会に参加して感じることは「町の復興に関するテーマについてこんなにも楽しく意見を交換するのは今までに見られなかったことであり、新しいことへの挑戦で、大変意義がある」ということです。そして「何をするにも議論は大切である」ということを改めて感じます。

 復興へのイメージを持つ
 こうした議論を通じて様々なアイデアが出され、少しずつ復興への歩みが感じられますが、復興への道程は長く困難であることは皆承知しており、そのため会議で出されたアイデアの実現を急ぐように、との声が聴かれるのは当然だと思われます。更には、いつ町は帰還するのか、若者や子どもたちをどのように帰還させるのかといった切実且つ重要な課題への疑問も提示され始めています。委員会の果たす役割は、様々な復興プランを町に提示する以外に、委員はもちろん町のスタッフ、町民に、町の復興へのイメージを持つ機会を提供していることだと思います。より良き町の未来をイメージすることは、単なる絵空事に終わるのではないかという懸念が不必要な程に大切なことです。他のどの事業においても、成功へのイメージを持つことは同様に大切なはずです。
 
 多様性、可能性の追求
 双葉郡内の教育復興に向けても、郡内の子どもたちによる「子ども未来会議」がこれまで十回程度開催され、震災後の学校の在り方、自分たちの町の復興について様々な意見を交換してきました。時折、教職員や大人たちも交えて共に議論を楽しんできました。昨年4月に広野町に開校した「ふたば未来学園高等学校」や、一昨年より郡内各小中学校で取り組まれている「ふるさと創造学」には、未来会議で出されたアイデアや意見の一部が反映されているのです。時には奇想天外なアイデアも出されますが、多様性、可能性の表れとして考えるべきではないかと思います。双葉町民の皆さんもタブレット上で町の復興への魅力的なアイデアを互いに披露しあってみてはいかがでしょうか。また、インターネットで世界中から双葉町の復興プランを募ってみるのも面白いかも知れません。

 アルパカが町を救う
 自分の考える町づくりのアイデアとしては「行ってみたい、住んでみたい町」のイメージです。先ず、2007年の新潟中越地震で大打撃を受けた山古志村に「アルパカが村を救うでしょう」と、アメリカコロラド州から贈られた3頭のアルパカを思い出します。今では60頭にも増え、アルパカ牧場」として全国から観光客が殺到しているそうです。正に救世主です。我が町でも、復興祈念公園に「アルパカ牧場」や「ダチョウ倶楽部」等を開設して観光事業を展開してはどうか、と考えます。次は、魅力的な住宅です。双葉町に住み企業を興そうとする人々のために住宅を提供するのです。町の復興のシンボルとして、豪華なマンション「ふたばヒルズ」を建てるのはどうでしょうか。また、浜街道を整備し、双葉、大熊両町の住民のための専用高速道路として利用する、駅コミセンでは定期的に芸人や音楽家を呼び演芸やコンサートを催す、道の駅」を6号線沿いにオープンさせ県内外の人気物産の販売をするもの面白いかも知れません。更には、町内を荒らしているイノシシやハクビシンを捕獲し、伊達市で取り組んでいるように革製品等への利用も考えたいものです。
 これまでの「双葉町復興町民委員会」での活発な議論は、町の復興へ繋がる重要なステップだと考えています。メンバーを変え、内容を変え議論を継続することにより、何より委員の皆さんの情報共有・発信力、想像力が高まり、同時に町スタッフ、町民の復興への関心・イメージもふくらみ、そうすれば、町民一人一人が復興委員として大きな役割を果たすことにもなるでしょう。


双葉町教育長 半谷 淳