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町長メッセージ_平成29年12月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成29年12月1日
(2017年12月1日更新)
 冷たい風が吹きはじめ、平成29年の最後の月、師走を迎えました。

 10月28日、渡邉一成選手から、ふたばっ子教育支援基金へ多額の金員をご寄付いただきました。渡邉選手は「いつも応援していただいている町民の皆さまへ心から感謝し、自分ががんばることでスポーツを通して子どもたちに夢と感動を与えたい」と話されました。お心遣いに感謝申し上げるとともに、渡邉選手が生まれ育ったふるさと双葉町の復興を少しでも前に進めていかなければならないと強く肝に銘じた次第です。

 11月3日には、いわき事務所において、平成29年度表彰式を挙行いたしました。今年度の表彰式には、特別功労表彰が1人、功労表彰が1人、永年勤続表彰の11人にそれぞれの功績を称え表彰状をお贈りしました。また、3団体に感謝状をお贈りしました。町政進展や避難者支援に多大な貢献をされました方々に対して、改めて敬意と感謝を申し上げます。

 11月4日の柏崎市での開催を最後に県内外12会場で開催した町政懇談会を終了しました。懇談会では町からの説明の後、町民の皆さんからのご意見をお聞きしました。全会場で300人の方々にご出席いただきました。遠方や天候の悪い中会場に足をお運びいただきた皆さま方に心から感謝申し上げます。
 また、都合で出席できなかった方については今後、町公式ホームページやタブレット端末に各会場の議事録を掲載する予定ですので、ご一読いただきたいと思います。

 町外拠点となるいわき市勿来酒井地区に建設中の復興公営住宅については、福島県が整備を進めているところですが、現在、集合住宅の建築工事が進められております。木造戸建て住宅についても10月中旬、工事に着手いたしました。今後も平成29年度内に入居が可能となるように県に強く働きかけてまいります。

 11月1日、東京江戸川ロータリークラブ(森田知行会長)様より、復興公営住宅の集会場へテレビやCDプレーヤー、スピーカーなどの電化製品の寄贈がありました。震災から6年8ヵ月が過ぎてもなお、ご支援いただいていますことに厚く御礼を申し上げます。

 9月に特定復興再生拠点区域復興再生計画の認定を受け、双葉町もようやく帰還に向けた復興のスタートラインについたところでありますが、双葉町を取り巻く状況は、まだまだ厳しい状況が予想されます。復興まちづくり計画(第二次)に基づき、双葉町の復興を前進させ、町への帰還を目指して町民の皆さまが希望の持てる生活環境が整うよう、様々な課題に全力で取り組んでまいります。

 結びに、今年一年間、双葉町民に対しご支援いただいたすべての皆様に厚く御礼を申し上げますとともに、町民の皆さまにおかれましては、ご壮健にて新しい年をお迎えになられますよう心よりご祈念申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗