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夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2021年11月1日)

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2021年11月1日)
(2021年11月1日更新)

夢と希望のある「学び」へ

 朝夕の冷え込みに加え、秋の深まりから冬支度を始めた里山を目にすると、つい感傷に浸ってしまいますが、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大防止対策により若干の好転の兆しが見えるも、「リバンド防止対策」として感染防止の基本対策を徹底するよう叫ばれております。教育総務課で企画していた慣例の行事やイベントも、残念ながらほとんどを中止せざるを得ませんでした。安全・安心を担保するための感染防止対策を協議し、開催について検討しましたが断念するに至りました。子どもたちも学校生活、家庭生活においてコロナ禍の中で様々な活動が制限され、基本的な感染防止対策を習慣として取り入れる「新しい生活様式」に戸惑いと不自由さを感じながら過ごしていることと思います。 

 さらに心配されることは、これから季節性インフルエンザの流行シーズンがやってくるということです。インフルエンザワクチン接種推奨や今まで以上に感染対策に心がけ、健康管理には万全を期すようお願いいたします。 

 町立学校においては、10月23日に、「栴檀祭」を開催しました。昨年度と同様に、感染リスクを抑えるため、幼稚園、小学校、中学校の学年で分散させての発表となり、保護者の皆さまにも入れ替えをお願いして、学習の成果を鑑賞していただきました。控室においてはライブ配信により他の学年の発表を鑑賞できるようICT機器を活用しました。 

 生涯学習におきましても、町の総合芸能祭などが中止となり役員の皆さまをはじめ関係者の皆さまにはご苦労とご心配をおかけいたしました。残念でありますが、次回の開催に向けて団体はもとより各自において、モチベーションを高め精進していただきたいと思います。 

 また、スポーツ分野でも、開催の早かった「市町村対抗軟式野球大会」は、まん延防止等重点措置地域にいわき市が指定されたことにより、苦渋の決断で参加を辞退する事になってしまいました。また、「市町村対抗ソフトボール大会」は、十分な感染防止対策を取って開催されました。

 

『福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会』開催 

 去る10月5日(火)オンライン会議により開催されました。本協議会の経緯を説明しますと、2013年7月31日に、「福島県双葉郡教育復興ビジョン策定」、同年の11月28日に「第1回双葉郡教育復興ビジョン推進協議会」が開催されました。今回で、第21回となります。構成員は、文部科学省、復興庁、福島県庁、福島大学、県立ふたば未来学園中・高等学校、そして双葉郡8町村の教育長であります。 

 令和4年度の双葉郡教育復興ビジョン推進計画第三期(案)の検討を非公開で行いました。東日本大震災及び福島第一原子力発電所の事故がもたらした多くの課題を乗り越え、復興を実現するための、「福島県双葉郡教育復興ビジョン」を策定する際、取り組んできた以下の5つの方針を継承することを確認しました。

 

1)震災・原発事故からの教訓を生かした、双葉郡ならではの魅力的な教育を推進する。 

2)双葉郡の復興や、持続可能な地域づくりに貢献できる強さを持った人材を育成する。 

3)全国に避難している子ども達も双葉郡の子であるという考えのもと、教育を中心として双葉郡の絆を強化する。 

4)子どもたちの実践的な学びが地域の活性化にもつながる、教育と地域復興の相乗効果を生み出す。 

5)双葉郡から新しい教育を創り出し、県内・全国へ波及させる。