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夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2023年7月1日)

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2023年7月1日)
(2023年7月1日更新)
 夢と希望のある「学び」へ

 令和5年度がスタートしてはや3か月が過ぎ、1学期の終盤、夏休み前のまとめの時期となりました。新型コロナウイルス感染症の予防として、基本的衛生管理マニュアルの励行をしっかりしながら、多くの計画された行事は予定通り実施されており、喜ばしい限りです。子どもも大人も感染症への意識を一段階アップさせて対応していること、それは、今までの経験知と教訓をしっかり理解し生活に生かしているおかげだと思っております。

 町立学校でも、1学期の学校行事において、昨年度までの経験と新たな工夫による感染症防止対策にしっかりと取り組みながら実施しております。例を挙げますと幼・小・中合同のふれあい集会や幼稚園、南・北小学校の合同運動会、中学校の修学旅行・学習旅行、そして小学校の春の遠足と年間計画通りに実施できております。対外的には、小学校では4年振りとなる「いわき市小学校陸上大会」、中学校では、相双陸上競技大会、相双中体連総合大会に参加できました。これもひとえに保護者の皆さまのご協力と多くの関係者のご支援によって、子供たちの多様な学びと思い出づくりが実現できたと思っております。この場を借りて御礼と感謝を申し上げます。

 また、婦人学級、自治会、芸術文化団体等におきましても活動計画の中で、学級委員長さんを中心に委員の皆さんと感染状況を把握しながら活動されていること、誠にありがとうございます。教育委員会としましても支援を継続してまいります。

◇ 双葉町学校設置検討委員会 ◇

 震災から13年目にして、やっと双葉町に戻っての学校設置について具体的に協議できる場面となったと、大変うれしく思っております。原子力災害の怖さ、復興・復旧を足止めさせる風評、放射線被害の影響力の大きさを感じております。ただ、「町づくりは、人づくり」、令和4年6月に策定した復興まちづくり計画(第三次)においても、教育の役割は大きいものがあると思います。

 そして、教育復興と地域復興との相乗効果を生み出すために、新たな学校設置に向けて協議し、今年度中には、教育基本構想をお示しできるよう取り組んでまいります。

◇ 双葉南・北小学校が令和5年度租税教育推進協力校に ◇

 6月20日、相馬税務署において相双地区租税教育推進協議会令和5年度総会が開催され、双葉地区教育長会代表として出席してまいりました。昨年度まで、コロナ禍の影響を鑑み書面開催が続いており4年ぶりの開催でした。平成23年に、文部科学省、総務省、国税庁の3省庁と日本税理士会連合会を賛助会員として「租税教育推進関係省庁等協議会」が発足し、全国共通の租税教育の基本方針等を確認しつつ、全国の協議会が共通認識の下で活動できる環境を整備し、租税教育の充実を図っていくこととなったのです。教育現場における様々な環境の変化等も視野に入れながら、情報の共有化を図り、租税教育充実のための支援、環境整備、税の啓発活動等に力を入れなければならないことなどが話し合われました。

 そして、令和5年度租税教育推進協力校として、双葉南・北小学校が委嘱を受け、租税に関する授業の実施や税に関する作品の積極的な応募に取り組むこととなりました。これを機会にご家庭でも、国民生活の安定と向上のために重要な働きをしている租税の意義や役割について話し合う機会を持ってほしいと思います。