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夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2023年9月1日)

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2023年9月1日)
(2023年9月1日更新)
夢と希望のある「学び」へ   

 町立学校では、8月25日より2学期がスタートして学校生活のリズムを取り戻しつつ、学習はもちろん今後計画されている学校行事の一つである職場体験(中学校)や見学学習(小学校)などの準備を進めているところです。

 今月は、8月号に続いて、教育委員視察研修の実施報告第2段として、宮城県女川町の校舎建築、教育活動、石巻市の震災遺構についてお知らせします。

 

教育委員視察研修(7月6日・7日)  
☆宮城県女川町立女川小学校・中学校☆

 女川町は、震災当時小学校3校、中学校2校がありましたが、平成25年度から各1校に再編し、令和元年度から連携型の小中一貫教育をスタートさせました(小中一貫教育「女川プラン」)。

 学校は「地域に浮かぶ船」であり、地域の大事な財産として、町の中心に「町の核」となる小・中学校が新たに建築されました。令和2年8月から施設一体型小中一貫教育学校での教育活動が始まり、現在は小学生213名、中学生100名、合計313名が在籍しています。

 校舎は、メインエントランスとなる大階段(学校の幹)が小学校と中学校をつなぐ中央に位置し、交流スペースにもなっていました。また、ICT教育のためのメディアセンターや地域連携室などが設置されていました。

 

 震災当時小学6年生だった児童が一編の詩を綴りました。

 

 女川は流されたのではない 新しい女川に生まれ変わるんだ

 人々は負けずに待ち続ける 新しい女川に住む喜びを感じるために 

 

☆石巻市震災遺構大川小学校・大川震災伝承館☆ 

 大川小学校は、東日本大震災の津波により、児童74名・教職員10名が犠牲となりました。犠牲者の慰霊・追悼をするとともに、震災被害の事実を知ることや学校における防災教育の重要性を改めて実感しました。

 大川小学校の敷地内にある大川震災伝承館は、震災前後の写真等のパネルや地域模型、実物資料を展示する部屋が設けられていました。また、現在は立ち入ることのできない校舎内の様子を見ることができる「バーチャル校舎見学」や震災前の地域との関わり、地域の方々の思いなどが詳しく紹介されていました。