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夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2022年10月1日)

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2022年10月1日)
(2022年10月1日更新)

夢と希望のある「学び」へ

双葉町の新たな歴史の幕開け

 9月5日、双葉町新庁舎において、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故後11年5カ月振りに、業務が再開されました。役場職員の皆さんも、いわき事務所からの引っ越し作業の疲れも見せず、晴れ晴れとした様子で伊澤史朗町長からの訓示をかみしめていました。全職員が一丸となって、双葉町の新たな歴史を築くために復興・創生にまい進する事を確認できた瞬間ではなかったかと思います。

 さて、10月に入り学校では、学力向上に取り組む一方で、多くの体験学習を企画しております。第7次福島県総合教育計画が策定され、「育成したい人間像」として、『急激な社会の変化の中で、自分の人生を切り拓くたくましさを持ち、多様な個性をいかし、対話と協働を通して、社会や地域を創造することができる人』が掲げられました。そして、年次計画として「学びの変革推進プラン」が作成され、教育の主な課題から、本県の「強み」や「成果」はいかしつつ、課題克服に向け「学び方」や「学校の在り方」を見直す観点から次の6つの施策が示されました。

1)「学びの変革」によって資質・能力を確実に育成する。
2)「学校の在り方の変革」によって教員の力、学校の力を最大化する。
3)学びのセーフティーネットと個性を伸ばす教育によって多様性を力に変える土壌をつくる。
4)福島で学び、福島に誇りを持つことができる「福島を生きる」教育を推進する。
5)人生100年時代を見通した多様な学びの場をつくる。
6)安心して学べる環境を整備する。

 これらの施策を、教職員と共有しながらしっかりと協議を重ね、学校現場の現状に照らし合わせ、出来るところから実効あるものとなるよう取り組んでまいりたいと思います。

 

双葉中学校生徒、新庁舎見学! 伊澤町長と意見交換!
 9月6日、双葉中学校の生徒9人は校長先生はじめ教職員9人の引率により郊外学習として双葉町を訪れました。掲げたテーマは「双葉町のいま~町に行って知ること、感じること、学ぶこと」そして、復興の現状を知り、町に対する思いやこれからの自分の生き方を考える機会とすることを目的として実施されました。生徒の皆さんと先生方が応接室に通され、伊澤町長から歓迎の言葉と双葉町の復興についてお話しをいただきました。何よりも伊澤町長の満面の笑顔が印象に残りました。生徒たちの輝く眼差しを見て、町の将来への興味・関心の高さが伝わってきたからだと思います。役場の業務や、町西側に展開する住宅ゾーンについて質問があり、伊澤町長から丁寧に説明いただきました。

 その後は、双葉中学校の校舎内も見学。音楽室では、音楽科教諭のピアノ伴奏で校歌を全員で歌い感激したと担当職員より聞きました。2日目は、浪江町立請戸小学校や東日本大震災・原子力災害伝承館、産業交流センターでの学習で、大変有意義な郊外学習になりました。ふたばプロジェクトの職員にアテンドいただき、貴重な学びを体験できました。ありがとうございました。