(2023年9月22日更新)
9月24日~9月30日は、結核予防週間です。
65歳以上の方は毎年、レントゲン検査を受けましょう。
生後5か月になったら、BCG予防接種を受けましょう。
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Q:結核に罹る人はどのくらいいますか?
A:福島県内では、昨年82名の方が新たに結核と診断されました。
全国ではいまも、1日平均28人が結核と診断されています。
そのうち7割は高齢者(65歳以上)ですが、若い方(特に20代)も罹っています。
Q:どんな病気ですか?
A:結核菌によって、主に肺に炎症が起こる病気です。
進行すると、咳やくしゃみなどによって周りの人にうつしてしまうことがあります。
(空気感染)
結核の症状には特徴的なものがなく、特に高齢者では気がつかないうちに進行してしまうことがあります。
◎次のような症状がある時には、速やかに病院を受診しましょう。
・せきが長引く(2週間以上)、
・微熱が続く
・タンがでる
・胸が痛い
・だるさが続く
Q:予防できますか?
A:BCGの予防接種は乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されています。
乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫)が弱いので、髄膜炎や重い後遺症を残す可能性があります。生後1歳までにBCGの予防接種を受けましょう。
Q:普段から気をつけることはありますか?
A:定期的に健康診断を受けることが重要です。
65歳以上の方は、結核の健康診断を受診する義務があります。
※双葉町の総合健診で検査が可能です。
Q:どのような治療ですか?
A:一般的には薬(抗結核薬など)を6か月~9か月間、内服すれば治ります。
途中で中断したり、飲んだり飲まなかったりすると、結核菌が薬の効かない耐性菌になってしまう可能性があります。そうなるとなかなか治癒しません。
医師の指示を守って、きちんと薬を飲み続けてください。