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町長メッセージ_平成29年7月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成29年7月1日
(2017年7月1日更新)

 平成29年度がスタートしてから3ヵ月が過ぎ、季節も春から夏へと移り変わりました。

 5月19日、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律が公布・施行され、帰還困難区域内に、特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度が創設されました。これにより帰還困難区域を含めた双葉町内の復興まちづくりにようやく着手できることになりました。特定復興再生拠点の具体的な内容は、政府が閣議決定する新たな「福島復興再生基本方針」により定められます。
 町としては、基本方針に基づき復興まちづくり計画(第二次)を福島復興再生特別措置法の趣旨に沿って改めて練り上げた計画を策定し、福島県と協議の上、国に認定申請することになります。

 5月21日に吉野正芳復興大臣がいわき事務所を来訪した際には、佐々木清一町議会議長、岩本久人町議会副議長とともに町の意向を最大限尊重した特定復興再生拠点区域復興再生計画の認定を求める要望書を手渡しました。

 5月27日には、いわき市錦町の仮設校舎体育館で町立幼稚園、小学校の運動会が開催され、元気いっぱいの子どもたちが笑顔で競技する姿に声援を送りました。少しずつ子どもたちが増え、現在の体育館では狭くなり、たいへんうれしい新たな課題も生じてまいりました。
 同日は、友好都市である埼玉県加須市の小学校でも運動会が開催されました。双葉町の子どもたちが多く就学している騎西小学校では、今年も双葉町民の指導により「ふたば音頭」を全校生で踊っていただきました。たいへんありがたく騎西小学校のご配慮に心から感謝申し上げる次第です。

 6月5日には、古くから町内で営業をしていたガソリンスタンド「伊達屋双葉6号SS」(吉田知成社長)が国道6号沿いで営業を再開いたしました。給油の際には水洗トイレの使用や休憩ができるスペースも用意されたということです。昨年9月には、田中合名会社双葉給油所も営業を再開しており、町内の国道6号に2つの灯りがともったことは復興への大きな弾みになるとたいへん心強く思っております。
 また、双葉厚生病院前の国道6号交差点の花壇には、NPO法人ハッピーロードネットの呼びかけで、町内の復興関連事業に携わる企業の協力により、約2千株のベコニアの花が植栽され、通る人を和ませてくれています。
 多くの人々が双葉町の復興を願い、後押しをしてくださることに深く感謝申し上げます。
 
 梅雨明けとともに暑い夏がやってきます。体調を崩しやすい季節ですので、より一層お体には気をつけてくださいますようお願いいたします。

双葉町長  伊澤 史朗