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被災伝承・復興祈念ゾーン

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

被災伝承・復興祈念ゾーン
(2021年9月7日更新)

 

概 要

 浜野地区は、地震・津波・原発事故の複合災害という、今般の未曾有の大災害による被害の全てを経験した地域です。

 このような浜野地区において、震災・事故の記録・教訓とそこからの復興のあゆみを発信する「アーカイブ拠点施設」と、犠牲者への追悼と鎮魂や復興への強い意志の国内外への発信等を目的とする「復興祈念公園」が連携することにより、震災・事故の記録・教訓を確実に後世に引き継ぐとともに、このような悲劇が二度と起こらぬよう、広く国内外に効果的な情報発信を行います。

 また、これらの施設に多くの人を呼び込むことによって町への人の流れを創出するとともに、産業交流センターとも連携し、域内での人の循環を生み出し、双葉町の復興の先駆けとなる浜野地区の賑わい創出に貢献し、町の復興を加速させます。

 

 ※このゾーンは明確な境界線を設けておりません。

 ※便宜上、このゾーンの東側の海岸堤防・防災林についてもこの記事内で説明します。

 

主な施設・拠点等

アーカイブ拠点施設

 復興祈念公園の隣接地に、公園と連携した原発事故のアーカイブ拠点施設の整備を推進。

 震災・事故の記録・教訓等を広く国内外に発信する「学びの場」として、多くの人々が町に来訪し、交流できる環境を創出。

 

産業交流センター

 就業者を対象とした生活関連サービス(小売・飲食、救護等)や会議・研修の場を提供する等のための施設です。

 町民の一時帰宅の際の滞在・交流施設等としても活用を図り、快適な一時帰宅環境を実現するとともに、復興祈念公園等への来訪者に対するサービス提供の拠点として活用し、アーカイブ拠点施設とも連携しながら地場産品の販売や福島県の食材を活用した食事を提供する等により、産業振興・地域活性化を図ります。

 

復興祈念公園

 犠牲者への追悼と鎮魂や、日本の再生に向けた復興への強い意志の国内外への発信等を目的とする「復興祈念公園」については、国・県の連携により、岩手県、宮城県、福島県に各1施設ずつ整備されることになっております。

 福島県における復興祈念公園については、「第39回新生ふくしま復興推進本部会議(平成27年4月)」において、双葉・浪江両町にまたがるエリア(中野・両竹地区)への整備が決定しました。

 復興祈念公園の整備に当たっては、海岸防災林として整備される緑地や、震災遺構である周辺施設等と連携した整備を推進することにより、緑地等が、防災・減災機能を果たすことはもちろん、人々が周遊できる憩いの場となっていくよう、関係機関に求めていきます。

 

岸堤防・海岸防災林

 震災前にT.P.+6.2m(T.P.=東京湾平均海面)の高さで整備されていた海岸堤防については、平成30年度頃における完成を目指し、浪江町から双葉町の沿岸にかけて、1m嵩上げしたT.P.+7.2mでの整備が予定されております。

 この1mの嵩上げにより、浸水範囲、特に壊滅的な被害を生む浸水深2m以上の範囲が大幅に縮小するとのシミュレーション結果が出ています。