本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_平成28年6月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成28年6月1日
(2016年6月1日更新)
 田植えの季節が過ぎ、野山も新緑で彩られ、日々近づいてくる夏の気配を感じる頃となりました。

 
 今年8月にリオデジャネイロで開催されるオリンピックの男子ケイリン競技に渡邉一成選手が出場するという輝かしいニュースが飛び込んできました。北京、ロンドンに続く3度目のオリンピック出場という偉業は、双葉町にとって大きな喜びであり、震災から5年が過ぎてもなお避難生活を強いられている町民の皆さまにとっても大きな希望に繋がることと思います。これまで厳しい練習を重ねてきた渡邉選手をはじめ関係者の皆さまに感謝を申し上げる次第です。渡邉選手の偉業をお祝いして、いわき事務所をはじめ、各支所や町立学校に懸垂幕を掲げました。
 また、6月18日には、いわき市植田町において壮行会を開催し、渡邉選手を激励いたしますので、町民の皆さまもお誘い合わせのうえ壮行会に参加し、渡邉選手にエールを送っていただきますようお願いいたします。
 
 また、5年前の記憶がよみがえる様な大変なニュースが日本中を駆け巡りました。4月14日以降、熊本地方を襲った大地震は死者40人以上、家屋の倒壊や土砂崩れ、道路の寸断など甚大な被害が発生し、約1万人の方々が避難生活を余儀なくされています。双葉町でも熊本県に避難している町民の方がおり、大変心配をしましたが、無事を確認できました。町として熊本県、大分県に対しまして復旧・復興の財源となるようお見舞い金をお送りしました。

 4月16日にいわき市内において、17日には郡山市内において中野地区復興産業拠点の説明会を開催しました。復興産業拠点は、今年3月に策定した双葉町内復興拠点基本構想で示すとおり、新な産業・雇用の場として、民間企業に賃貸する産業用地、民間企業が入居できる共同事業所、産業交流センター(仮称)などを整備していきます。ようやく目に見える形で復興事業に取り組めることになりました。今後、用地交渉などを進めてまいりますので、地区の皆さまにはご理解とご協力をお願いいたします。

 また、4月22日には、いわき事務所において行政区長会を開催し、町内復興拠点構想や復興公営住宅整備の進捗状況について説明いたしました。

 勿来酒井地区の復興公営住宅の建設予定地では、今年3月から基盤整備が始まり、現在敷地造成が行われております。今年度後期には、住宅の建設工事に着手する予定です。希望される町民の皆さまが早期に入居できるよう引き続き県に要請してまいります。

 5月13日には、双葉町いわき事務所に大橋良一加須市長、角田守良副市長が来庁され、職員を激励し、町立学校や復興公営住宅の予定地等を視察しました。今後も加須市と双葉町が友好な関係を維持し、更に発展させることをお願いいたしました。

 
 間もなく梅雨の季節を迎えます。町民の皆さまには、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしくださいますようお願い申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗