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町長メッセージ_平成28年11月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成28年11月1日
(2016年11月1日更新)

 山々が赤く色づき、朝夕の冷え込みが厳しい季節になりました。

 
 11月3日には、町表彰式並びに埼玉県加須市との友好都市盟約締結式を挙行いたします。

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故により、双葉町は全町避難を余儀なくされ、川俣町、さいたまスーパーアリーナを経て、4月1日から埼玉県加須市にある旧騎西高校に避難所とともに役場機能を設置いたしました。加須市の皆さまには物心両面にわたり支援をしていただき大変お世話になりました。

 平成25年6月に役場機能をいわき市に移し、避難所(旧騎西高校)を閉鎖した後も騎西総合支所に埼玉支所を置かせていただいており、加須市の幼稚園、小、中学校に子どもたちが学び、騎西藤まつりや市民平和祭などを通して市民の皆さまと交流が行われています。現在もなお約500人が加須市で避難生活を送る中、継続的な支援をいただいております。

 約2年3カ月の間、役場機能を加須市に置き、業務を行ったことは双葉町の歴史に深く刻まれることであります。このような加須市とのご縁を大切に今後も加須市民の皆さまのご厚意に対する感謝の念を引き継ぐとともに、今後、加須市との交流の輪を広げ、友好の絆を一層強固なものとしていきたいと考えます。盟約締結式には大橋良一加須市長はじめ市議会議員の皆さまにもご出席いただきます。


 10月14日から県内外14カ所での町政懇談会をスタートさせました。11月は栃木県宇都宮市、会津若松市、白河市、いわき市で開催いたします。町からは、復興まちづくり計画(第二次)の検討状況や生活サポート補助金、町共同墓地等について説明しております。御足労をおかけいたしますが、お近くの会場にお越しいただき、ご意見やご提言をお聞かせくださいますようお願いいたします。


 中間貯蔵施設整備等影響緩和補助金いわゆる「生活サポート補助金」事業を開始し、10月3日より受付が始まっております。この制度は町民の皆さまの今後10年間の生活再建を少しでも支援するもので、避難生活により発生する移動経費や就業に向けての職業訓練、資格取得のための受講費、風評被害緩和対策としての福島県内産品の購入費、高齢者等の日常生活に係るタクシー代等の経費が対象になります。大熊町との合同による説明会や個別相談会等も避難先各地で開催しておりますので、お忘れなく申請手続きを行ってください。


 風が冷たくなってきましたので、体調管理にはくれぐれもご留意されますようお願いいたします。


双葉町長 伊澤 史朗