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町長メッセージ_平成30年7月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成30年7月1日
(2018年7月1日更新)
 早いもので春から夏へと季節が移り変わりました。

 3月から6月にかけて、各行政区において総会、交流会が開催されました。私も日程を調整して可能な限り出席し、参加した皆さまに双葉町特定復興再生拠点区域復興再生計画や復興の具現化元年としての取組み状況について説明し、懇談しました。改めて町民の皆さまの故郷双葉町を思う強い気持ちを感じるとともに、復興に向けたお力添えを賜り、気の引き締まる思いがしました。

 5月26日に、いわき市錦町の仮設校舎体育館で町立幼稚園、小学校の運動会が開催され、今年も元気いっぱいの子どもたちが笑顔で競技や演技をする姿に声援を送りました。年々子どもたちの数が増え、現在の体育館では狭くなり、来年度に向けて新たな課題も生じてまいりました。
 同日は、友好都市である埼玉県加須市の小学校でも運動会が開催されました。双葉町の子どもたちが多く就学している騎西小学校では、今年も双葉町民の指導のもと「ふたば音頭」を全校生で踊っていただきました。たいへんありがたく騎西小学校のご配慮に心から感謝申し上げる次第です。

 6月2日には、いわき市植田鮫川河川敷公園において双葉町民パークゴルフ大会が開催され、青空の下私も町民の方と一緒にプレーを楽しみました。これから秋にかけて様々なスポーツイベントが開催されます。多くの町民の皆さまにご参加いただき、健康の維持向上と町民同士の交流を深めていただきたいと思います。

 6月9日には天皇、皇后両陛下が復興公営住宅北好間団地をご訪問され、復興公営住宅に住む富岡、大熊、双葉、浪江町の住民の代表と懇談されました。私もその場に同席させていただき、両陛下の優しく温かなお言葉を受け、心から感謝するとともに、7年前の避難直後に加須市の旧騎西高校をご訪問の際、避難所にいる皆さんに励ましのお言葉をかけていただいた時のことが鮮明に蘇りました。今後とも両陛下のご期待に添えるよう町の復興に取り組んでいかなければとの思いを強くしました。
 翌日の10日には南相馬市原町区雫地内の海岸防災林整備地区において第69回全国植樹祭が開催され、天皇、皇后両陛下のご臨席のもと「育てよう 希望の森を いのちの森を」をテーマに植樹が行われました。今回の植樹祭が今上陛下最後の植樹祭となるため、私も感慨深い思いで式典に参加しました。

 6月22日には、今年も双葉厚生病院前の国道6号交差点の花壇に、NPO法人ハッピーロードネットの呼びかけで、町内の復興関連事業に携わる企業の協力により、約2千株のベコニアの花が植栽され、通る人を和ませてくれています。

 暑い夏に向かいます。体調を崩しやすい季節ですので、日ごろの体調管理に気をつけて、暑い夏を上手に乗り切りますようにお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗