本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_平成31年2月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成31年2月1日
(2019年2月1日更新)
 平成最後の年となる新年を迎えてから早いもので1カ月が経ちました。

 1月1日の元旦には、山田行政区の髙野トク様がめでたく満百歳を迎えられ、白河市内で行われた賀寿式に出席してお祝いを申し上げました。

 1月3日には、いわき市において平成31年双葉町成人式を挙行し、70人の新成人に成人証書を授与いたしました。今年新成人となられた皆さんは、東日本大震災発生当時、小学6年生でした。小学校の卒業式もできないまま避難となり、双葉中学校への入学も叶いませんでした。多感な時期に大変なご苦労があったことと思いますが、困難にも負けず、ご自身の努力やご家族の支えにより立派に成人された姿に改めて感動を覚えました。
 また当日は賀詞交換会を開催し、吉野正芳前復興大臣をはじめ、増子輝彦参議院議員、森まさこ参議院議員、吉田栄光県議会議長、橋本徹県議会議員、佐々木清一町議会議長をはじめ町議会議員等、多くの方々にご出席いただきました。

 1月4日の仕事始めには、町の復興と町民の皆さまのご健康とご多幸を祈願し、双葉ダルマに目入れを行いました。職員に対し、本年は町の復興を更に加速するため、復興に向けた取り組みを継続して実行し具現化すべく、各課連携のもと一丸となって取り組むよう訓示を行いました。
 また同日、東京電力ホールディングス(株)小早川智明代表執行役社長がいわき事務所を訪問した際に双葉町としての要求書を手渡しました。要求書の主な内容としては、福島第一原子力発電所の廃炉関連、原子力損害賠償関係、双葉町の復旧・復興に向けた取り組みへの協力関係についてであり、特に原子力損害賠償については、他の被災地域と比較した時の双葉町の特殊な事情を十分認識し、被害実態に即した賠償を継続かつ確実に行うよう東京電力は国としっかりと協議し、改めて加害者としての責任を全うするように強く求めました。

 1月12日、13日の両日には新春恒例の双葉町ダルマ市が、復興公営住宅勿来酒井団地内のイベント広場で盛大に開催されました。勿来酒井団地内での開催は初めてでしたが、両日とも天候にも恵まれ、奉納神楽や巨大ダルマ引き、町芸術文化団体連絡協議会による芸能発表などが行われ、県内外に避難されている町民の皆さんや地域住民の皆さんなど大勢の来場者で賑わいました。今年も夢ふたば人のご尽力により開催されたものであり、改めて感謝を申し上げ、今後も町民の皆さまの絆の維持や伝統の継承に対して町としてしっかりと支援していきたいと考えています。

双葉町長 伊澤 史朗