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夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2021年5月1日)

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2021年5月1日)
(2021年5月1日更新)

夢と希望のある「学び」へ

 2021年は、『新しい生活様式』をガイドラインとしながら、「ウィズ コロナ」のスタンスでコロナ禍に対応すると同時に、今までの知見を踏まえ、想像力を働かせて感染リスクの低減化を図っていかなければなりません。最近のニュ―ス報道をみると感染拡大状況についてどこか他人任せのような気がしてなりません。目に見えないウイルスから人間の理性が問われているようにも思います。町立学校では、4月6日に、幼稚園の入園式及び小・中学校の入学式、始業式を終え、無事第1学期がスタートしました。多くの双葉町の園児、児童・生徒の皆さんも、それぞれの就学先で夢と希望に胸を膨らませ、新生活を送っていることと思います。保護者の皆さま、そして家族の皆さまからの温かい励ましのお声掛けにより見守っていただきたいと思います。また、社会教育及び生涯学習に係る各自治会や婦人学級におきましても、新年度の組織並びに年間計画を策定され、心一つに活動がスタートいたしました。コロナ禍に負けない、安全・安心を第一に工夫された活動計画のもと、生涯学習・社会教育・学校教育に携わる人々が一体となって連携協力し、幼児期から義務教育、義務教育から生涯学習へと学びが連続的に繋がり充実するよう、教育委員会としましても、それぞれの場面でサポートしてまいりたいと思いますので、今後とも、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

町立学校(幼小中)の教職員への講話

  新年度がスタートした4月6日、町立学校仮設校舎において、幼小中の教職員32人を2班に分けて、『教育長講話』を行いました。東日本大震災並びに東京電力福島第一原子力発電所の事故から丸10年が経過し、「双葉町の現状と町立学校の役割」、そして「自然災害(緊急事態)への対応」及び「COVID-19の感染対策」について、次の視点で情報を共有しました。

 

1. 双葉町の現状

(1) 現在も全町避難指示が継続している唯一の自治体

(2) 2022年春頃、特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除に向けて準備

〇 仮設役場庁舎を駅東に建設予定

〇 町民の帰町開始に向けた準備

〇 学校教育のニーズに対しては、区域外就学での対応

 

2. 町立学校の役割

(1) 平成26年度に学校再開して8年目  → 幼小中42人でスタート

(2) 児童・生徒理解の徹底        → 管理職を中心に全教職員で対応

(3) 少人数指導の良さとデメリットの把握 → 共通理解を図り組織的な指導

(4) 開かれた学校(内にも外にも)    → 幼小中の協力体制(報・連・相)

 

3. 町立学校における緊急事態(自然災害)への対応 → 3.11の教訓 伝えるべき事

(1) 学校管理下におけるマニュアル並びにその他(週休日、早朝、深夜等)のケース

(2)『命』を守る! 正しい情報 → 早期判断 → 避難実施(自他共に安全確保)

(3) 自然災害への備え → 家庭への啓もう(学校教育の役割、生き抜く力)

 

4. 新型コロナウイルス感染防止対策  

(1) 基本的な感染症防止対策の徹底  

(2) 飛沫感染、接触感染のリスクを低減化する行動(想像力を働かせた生活スタイル)

(3) 国、県、自治体からのガイドライン → 新しい知見等の理解・実践