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夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2022年3月1日)

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

夢と希望のある「学び」へ_教育長メッセージ(2022年3月1日)
(2022年3月1日更新)

夢と希望のある「学び」へ

 2022年(令和4年)も早2カ月が過ぎました。現在、『幼児115人、小学生227人、中学生141人 合計483人(令和3年10月1日現在)』の双葉町の子どもたちが、福島県内はもとより全国各地においてその地域に見守られながら学校生活を送り、勉学に運動に励んでおります。

 ところが、一昨年より新型コロナウイルス感染症により日常の生活が一変してしまいました。まったく収束する見通しがつかぬまま、現在は変異株と言われるオミクロン株の猛威にさらされています。3回目のワクチン接種や経口薬の使用、重症化率の軽減策について議論されていますが、学校現場の混乱を考えれば、早急に正しい検証や知見に基づいた「新しい生活様式」を踏まえ、感染防止対策にしっかりと取り組み、今までのあたり前の事をあたり前に出来るよう教育行政に取り組んでまいりたいと思います。  

 さて、3月11日で、東日本大震災並びに東京電力福島第一原子力発電所の事故から、11年となります。10年を一つの節目と捉える報道も目にしましたが、年数の区切りであって、双葉町の思いは復興半ば、文教の町を基盤に新しいまちづくりに取り組んでいる真っ最中です。令和4年は、全町避難が継続している双葉町の歴史にとって記録にも記憶にも残る大きな足跡が記されると確信しております。

 現在も、一昨年から実施いたしました『双葉町内の幼稚園及び学校施設からの私物取り出し』においても、コロナ禍の影響で日程調整ができなかった方で、希望する方には個人であっても丁寧に対応しております。これらと並行して「復興まちづくり計画推進会議」の中で、公共施設の活用法や新しい学校への基本方針について十分な議論をして方向性を示してまいりたいと思います。   

卒園・卒業に向けて 

 学校では、一年間のまとめと次年度への準備のため、教育活動の細かな計画について最 終調整に入っているところです。そして、双葉町の多くの子どもたちも、進級や卒業に向け学習面、生活面の総まとめに取り組んでいることと思います。  

 そして、冒頭に示しました双葉町の子どもたちの中で、この3月に卒園・卒業を迎えるのは『年長41人、6年生59人、中学3年生47人』の園児・児童・生徒の皆さんです。 皆さんの前途に幸多からんことをお祈りするとともに、今後とも応援してまいります。 

生涯学習の充実に向けて 

 生涯学習に係る各自治会や婦人学級、そして、町民俗芸能保存会、芸術文化団体連絡協議会の皆さまにおかれましても、コロナ禍を見通した上での次年度の計画について協議いただきました。自主性に基づいた町民の皆さまの熱い思いや伝統芸能の継承に対する責任感に対して、改めて敬意と感謝を申し上げます。避難先での困難さに加えて丸2年コロナ禍により活動が制限されて大変な思いをされて来たと思いますが、これからも町民の絆はもとより、双葉町が一丸となって復興に取り組んでいるパワーを県内外に発信いただければとご期待申し上げます。双葉町教育委員会としましてもバックアップしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。