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町長メッセージ_平成30年12月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成30年12月1日
(2018年12月3日更新)
 平成30年の最後の月、師走を迎えました。日ごとに寒さが増してくるのが感じられる季節となりました。

 11月3日、いわき事務所において、平成30年度双葉町表彰式を挙行いたしました。今年度の表彰式では、善行表彰として1団体と1人の方に表彰状を、23人と6団体に感謝状をお贈りいたしました。町政進展や避難者支援、町民の絆の維持・発展に多大な貢献をされました方々に対して、改めて敬意と感謝を申し上げます。

 11月6日から8日まで、双葉町の友好町である京都府京丹波町から太田昇町長はじめ3人の幹部職員の方々がいわき事務所を訪問されました。私からはこれまでの多くのご支援に対する感謝と今後とも両町の交流が続けられるようにとお願いしました。さらに双葉町の被災の現状と復興への課題について説明いたしました。
 6日には町立学校を、7日には、特別養護老人ホーム「せんだん」、復興公営住宅勿来酒井団地、サポートセンターひだまり、商業施設などを視察していただき、その後双葉町内にも立ち入りし、改めて被災の現状と復興の状況をつぶさに見ていただきました。役場庁舎や双葉海水浴場、中間貯蔵施設エリア、双葉南小学校、JR双葉駅周辺を視察され、中心市街地では歩きながら、被害の状況や昨年9月に認定された特定復興再生拠点区域復興再生計画について説明しました。
 太田町長からは「震災の爪あとが残る一方で双葉町が復興に向かって進んでいることを確認しました。これからどんなご支援ができるかを考えながら息の長い交流をしていきたい」とのお言葉をいただきました。

 11月17日のいわき事務所での開催を最後に、県内外11会場で開催した町政懇談会を終了いたしました。
 懇談会では町からの説明の後、町民の皆さんからのご質問やご意見をお聞きしました。遠方からご出席いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。
 また都合で出席できなかった方については今後、町公式ホームページやタブレット端末に各会場で行った懇談会の議事録を掲載しますので、ご一読いただきたいと思います。また、町民の皆さまからの貴重なご質問やご意見等については、内容を整理し、今後の行政運営に反映させていきたいと考えております。

 双葉町もようやく帰還に向けた復興の具現化が始まったところでありますが、双葉町を取り巻く環境は、まだまだ厳しい状況が続くと予想されます。復興まちづくり計画(第二次)に基づき、双葉町の復興を前進させ、町への帰還を目指して町民の皆さまが希望の持てる生活環境が整うよう、様々な課題に全力で取り組んでまいります。

 結びに、今年一年間、双葉町民に対しご支援いただいたすべての皆さまに厚く御礼を申し上げますとともに、町民の皆さまにおかれましては、ご壮健にて新年を迎えられますよう心よりご祈念申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗