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町長メッセージ_令和5年5月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和5年5月1日
(2023年5月1日更新)

 町民の皆さまへ

 

 新年度がスタートしてから1カ月が過ぎました。今年は3月に暖かい日が続き、桜の花も全国的に平年よりもかなり早い開花となりました。観測史上最も早い開花という言葉がよく聞かれ、町内の桜も3月中に満開となりました。季節が早く進んでいるように感じます。

 新型コロナウイルス感染症については、今月8日から新型コロナウイルス感染症を感染症法上の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することが決定され、マスクの着用についても、3月13日以降は個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねられ、マスク着用の考え方が見直されております。少しずつコロナ禍前の生活に戻りつつありますが、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は減少しているものの収束したわけではありませんので、町民の皆さまには引き続き基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。

 原子力損害賠償については、国の原子力損害賠償紛争審査会(原賠審)の指針が昨年12月に見直され9年ぶりに中間指針の「第五次追補」が決定し、東京電力では4月10日から請求の受け付けを開始しております。
双葉町は、東京電力に対して本町の被害の実情にあった賠償を繰り返し求めてきたところであり、今回の「追補」では、一定程度反映されたものと考えております。今後も風評被害等、損害がある限りは、賠償されるべきですので、県並びに関係市町村と連携を図りながら国、東京電力に働きかけてまいります。 また、東京電力には「指針」が示す損害額の目安が賠償の上限ではないことを深く認識するとともに、被害者の視点に立ち、誠意を持って対応するよう強く求めてまいります。

 さて、新年度のスタートとなる4月3日には、双葉町役場において職員辞令交付式を行いました。新規採用職員4名、国、県より6名の派遣職員が加わり業務を開始しました。さらに今年度も双葉町の現状をご理解いただき、町の復旧・復興と町民の皆さまの生活支援などの課題解決のために引き続き神奈川県から2名、東海村から1名、北茨城市から1名の職員を派遣していただき、感謝に堪えないところです。

 職員に対しては、昨年8月30日に特定復興再生拠点区域内の避難指示が解除され、ようやく住民の帰還が始まった双葉町には課題が山積しているがチーム双葉として職員同士が連携を深め、一致団結して懸案事項に取り組んでいくよう訓示しました。

 令和5年度は、「復興加速化元年」と位置付けし、特定復興再生拠点区域の避難指示解除に伴い、一人でも多くの町民の皆さまの帰還や双葉町に関心を持っていただいている方、事業者の双葉町への移住、また町民の絆を深めるなどの各施策にスピード感を持って取り組んでまいりますので、町民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 双葉町長 伊澤 史朗