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町長メッセージ_令和5年9月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和5年9月1日
(2023年9月1日更新)

 町民の皆さまへ

 

 9月に入り、ススキが伸びて空が高く澄み渡り、暑さの中にも少しずつ秋の訪れを感じさせられるようになりました。

 

 さて、特定復興再生拠点区域の避難指示解除とともに、役場機能を双葉町内に移してから1年が過ぎようとしています。震災から12年目にしてようやく町内で業務を再開することができるようになったあの日の感激を忘れずに心に留めながら職員一同日々業務にあたっております。

 

 7月29日から31日まで、友好町である京都府京丹波町から畠中源一町長、松本和久教育長はじめ、中、高校生など⒙人が双葉町を訪れ、町立学校の生徒との交流事業を行いました。京丹波町の子どもたちが震災後初めて町内を訪れ、、町立学校の子どもたちと交流する一方、東日本大震災・原子力災害伝承館や相馬野馬追祭を見学するなど、有意義な時間を過ごしました。猛暑の中で体調管理に気をつけながらの交流でしたが、無事に終了することができました。今後も京丹波町との交流事業を続けていきたいと考えております。

 

 8月には明るい話題がいくつかありました。先月号でもお知らせしたように、8月3日には、念願であった双葉町産業交流センター内にコンビニエンスストアのファミリーマート産業交流センターS(サテライト)店がオープンしました。町民の皆さまの買い物環境が大きく改善されることが期待され、また町内に訪れる人の利便性の向上につながるものと思います。ATM(現金自動預け払い機)なども設置されていますので、ぜひご利用ください。 

 また同日、福島県内では初めてとなるトヨタ自動車が開発した立ち乗り型電動三輪車「C+WalkT(シーウォーークティー)を導入しました。公道の走行が可能であり、町内を自由に移動できる手段として期待されます。町産業交流センターで貸し出しをしていますので、ご利用いただければと思います。現在配備しているのは1台ですが、利用状況に応じて台数を増やす計画です。

 8月5日には、双葉町消防団第1分団、第2分団の新しい消防屯所が落成し、町役場において貸与式を行いました。町消防団は、東日本大震災と原発事故により全ての分団の消防屯所が使用不能になり、活動拠点を失いました。震災から12年目にして町の一部区域への居住が可能となったことから、地域の安心・安全を守るため、双葉町消防団の基幹分団である第1分団及び第2分団の拠点施設となる屯所を先行的に整備してまいりました。両分団屯所の落成は、町消防団の消防活動や防災活動に大きく寄与するとともに、安全・安心のもと一人でも多くの町民の帰還に繋がるものと確信しております。

 

 夏から秋へと季節が移り変わります。夏の疲れが出る時節です。まだまだ油断できない新型コロナウイルス感染症の予防対策も忘れずに健康管理にご留意されますようお願いいたします。

 双葉町長 伊澤 史朗