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町長メッセージ_平成25年11月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成25年11月1日
(2013年11月1日更新)
 東日本大震災の発生から2年7か月目となる10月11日、福島県警が実施する特別捜索活動に町が参加し、議会、消防団、地域住民、町職員が一体となって特別捜索活動を実施しました。今なお4人の方が行方不明となっており、今後も不明者の発見に向けて捜索活動を随時実施してまいります。
 東京電力福島第一原子力発電所では、汚染水漏れなどヒューマンエラーによるトラブルが続いており、去る10月9日に東京電力の廣瀬直己社長が役場いわき事務所を訪問した折に、汚染水対策の早期解決と5、6号機の廃炉について双葉町議会と共に強く要求しました。廃炉にあたっては、立地町との協議を十分に行い、安全かつ確実に廃炉措置作業を行うことが何よりも重要であります。今後も原子力損害賠償の確実な実施と合わせて、厳しい目線で東京電力に対して要求をしていきたいと考えます。
 環境省が双葉町に求めていた中間貯蔵施設候補地の調査については、9月27日、環境省に対し現地調査を受け入れることを伝えました。なお、受け入れにあたっては、これはあくまでも調査の受け入れであり、施設設置の受け入れではないこと、また、調査対象となる土地の地権者には事前に必ず了解を得ることなど、全部で8項目の条件を付して調査を受け入れることとしております。中間貯蔵施設候補地の現地調査については、今後も環境省からの説明を逐次求め、町民の皆さまのご意見も拝聴して対応していきますので、皆さまのご理解とご協力をお願いします。
 双葉町立幼稚園、小学校、中学校については、いわき市錦町地内の旧私立錦星(きんせい)幼稚園跡地において、平成26年4月1日を目標に再開することといたしました。今後、校舎やスタッフ、少人数個別学習等、教育環境を十分に整え、スクールバスの配置、給食の提供を行うこととしています。双葉町の子どもたちの元気な声が、校舎に響き渡る日が来ることを心待ちにしています。
 また、町の復旧・復興と町民の皆さまの生活再建などの重要課題に全力で取り組んでいますが、特に今年度は、富山県黒部市、群馬県邑楽町から職員の派遣を受け、町職員と共に復興に向けて活躍していただいております。関係市町の皆さまに厚く感謝を申し上げます。
 結びに、町民の皆さまにおかれましては、厳しい避難生活の中、お元気で過ごされますよう心よりご祈念申し上げます。

                                   双葉町長 伊澤 史朗