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町長メッセージ_平成26年5月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成26年5月1日
(2014年5月1日更新)
 新年度のスタートとなる4月1日、役場いわき事務所において双葉町職員辞令交付式を行いました。今回は、新採用職員12人のほか自治体からの派遣職員4人を迎え業務を開始いたしました。今回派遣をいただいた富山県黒部市、茨城県かすみがうら市、新潟県柏崎市におかれましては、双葉町が抱える復旧・復興と町民の生活支援などの課題に、ご理解とご支援を賜りましたことに、改めて厚く御礼を申し上げます。町では、本年を復興元年の年と位置付けておりますが、様々な課題に職員一丸となって取り組んでいく所存ですので、町民の皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
 双葉町立幼稚園、小・中学校につきましては、平成23年3月の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故のため、3年間休園・休校となっておりましたが、いわき市をはじめとする関係機関のご理解とご協力により、4月1日再開を果たすことができました。4月7日には、いわき市勿来市民会館において、園児・児童生徒11人と保護者の皆さま、さらに多くのご来賓の方々のご出席を賜り、開校式を挙行いたしました。引き続き行われた入園・入学式は、大変感慨深いものとなりました。今後は、双葉町の将来の復興を担う子供たちを、双葉町の学校でしっかりと育てるため、少人数教育による個別指導を充実させるとともに、ICT(情報通信技術)の積極的活用、外国語教育の充実、積極的な体験活動を行っていきたいと考えております。
 埼玉県立旧騎西高校避難所につきましては、昨年12月27日に入居者全員が退所して以降、原状復旧の作業を終えたことから、本年3月27日に避難所を閉鎖し、私が埼玉県庁を訪問して、上田埼玉県知事に鍵を返還いたしました。これまで埼玉県の皆さまには、平成23年3月以降、町行政機能と避難町民の受入れに多大のご尽力をいただいており、私から上田知事に感謝の言葉を述べました。また、前日の3月26日には、加須市の大橋市長を訪問し、これまでの心温まる支援をいただいたことへの御礼と今後も引き続きの支援をお願いしたところであります。
 さて、中間貯蔵施設につきましては、3月27日に福島市において佐藤福島県知事、双葉地方町村長が出席し、石原環境大臣・根本復興大臣から、2月12日に福島県知事が行った要請に対し、施設を双葉町と大熊町に集約する等の回答がありました。
 町としては、施設の集約と受入れの是非の判断については、まったく別の問題であると考えています。今後町では、議会と町民の皆さまのご意見等を踏まえ、関係町はもとより福島県との連携を図りながら慎重に対応していきますので、改めてご理解とご協力をお願いいたします。
 新緑の若葉が、美しく輝く季節となりました。町民の皆さまには、お元気でお過ごしになられますよう心よりご祈念申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗