本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_平成26年11月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成26年11月1日
(2014年11月1日更新)
 11月に入り秋の深まりを感じる季節となりました。町民の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 去る9月に韓国の仁川で行われた第17回アジア競技大会自転車競技に、双葉町新山出身の渡邉一成選手が日本代表として出場し、男子チームスプリントで銅メダル、また男子ケイリンでは銀メダルを獲得する好成績を挙げられました。渡邉選手は、これまでも2008年の北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピックに連続出場しており、さらに今回のアジア大会で2つのメダルを獲得したことは、東日本大震災と原発事故により困難な避難生活を送っている双葉町民にとって、大変うれしいニュースで、全国各地に避難している町民に大きな感動と希望を与えていただきました。渡邉選手には、さらに双葉町の復興に弾みをつけていただくためにも、世界の頂点を目指して、町民一同、より一層のご活躍を心から期待しております。
 次に、双葉町ICTきずな支援システム事業について申し上げます。本事業によるタブレット型情報端末機器の貸与を、9月2日から、希望される世帯に対して進め、システムの試験運用を行ってまいりました。第1期申込期限である8月15日までに申し込みいただいた約1,400世帯への配付がほぼ終了した10月16日に、双葉町ICTきずな支援システム本格運用開始セレモニーを行い、私の方からシステム運用開始を宣言いたしました。
 このタブレット端末には、町からのお知らせなど行政情報の閲覧や利用者間の交流が図れる機能、電話相談機能などを盛り込んだ「きずなシステム」や、町民の皆さんの生活に役立つ機能やアプリケーションを盛り込んでいます。  
 また、端末の操作が苦手な方や、利用を敬遠しがちな方々にも安心して継続利用していただけるよう充実したサポート体制を構築し、きめ細かなサポートを実施していきます。今後この端末を活用して、自治会定例会や生活学級、交流サロンなどで操作サポート講習会などを定期的に開催したり、端末を活用したコミュニティ集会・交流会などを企画したりするなど、町民の皆さんの交流機会の創出を図ってまいります。
 さて、中間貯蔵施設への対応について申し上げます。国による地権者説明会が9月29日から10月12日まで、県内外で計12回開催されました。この説明会で出された地権者の皆さまからの質疑やご意見を精査するとともに、国に対しては、地権者からの様々な質問等に丁寧に答え、さらに今回の説明会に出席されていない方への丁寧な説明など、地権者に寄り添った対応を引き続き強く求めてまいります。
 結びに、町民の皆さまにおかれましては、向寒の折くれぐれもご自愛くださるようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗