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町長メッセージ_平成27年5月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成27年5月1日
(2015年5月7日更新)
 新年度のスタートとなる4月1日、役場いわき事務所において双葉町職員辞令交付式を行いました。今回は、新規採用職員6名、福島県より派遣職員1名並びに町駐在員1名、他自治体からの派遣職員4名を迎え業務を開始しました。
 富山県黒部市、北海道泊村、茨城県かすみがうら市、新潟県柏崎市におかれましては、町の現状を理解され、復旧、復興と町民の皆さまの生活支援などの課題に職員派遣をいただきましたこと、改めて厚く御礼を申し上げます。

 双葉町立幼稚園、小学校、中学校につきましては、昨年4月民間の施設を借用して仮校舎で再開し、8月(2学期)からは新しく建設しました仮設校舎で授業を行っております。4月6日には仮設校舎で初の合同入学式が行われました。幼稚園児1名、小学生2名、中学生2名が緊張した面持ちで新たに入学されました。入学式には保護者の皆さま、多くの来賓の方々のご出席を賜りました。本年度町立幼稚園、小学生、中学生で17名の園児、児童、生徒で1年間学ぶことになりますが、今後の町の将来の復興を担う子どもたちを町の学校でしっかりと育てるため少人数教育ならではの特色ある教育により成果を上げてまいりたいと考えております。
 さらに、4月8日広野町でふたば未来学園高校の開校式、入学式が行われました。同校は郡内で初の中高一貫校として誕生し、今回152名の新高校1年生の学び舎となります。同校には各界から支援のため「ふたばの教育復興応援団」が組織され、将来の双葉郡、福島県の復興や子どもたちの未来のために尽力できる人材育成が期待されます。

 4月1日より復興公営住宅の第3期の入居募集が開始されております。今回は福島市、郡山市、いわき市の他に新たに白河市、南相馬市、三春町に建設されます。町民の方がまとまって入居できる郡山市、白河市、南相馬市の募集は今回が最後となります。
 また、いわき市勿来酒井地区については、第4期以降の募集となりますが、現在、県に段階的入居も含めて、早期整備を求めているところであります。

 さて、原発事故に伴う除染土壌については3月25日より町内の仮置き場から保管場に搬入が開始されました。中間貯蔵施設につきましては、町民の皆さまから様々なご意見をいただいており、町としては環境省や各関係機関へこうした意見への丁寧な対応を要請しているところです。 

 町民の生活再建、町の復旧・復興を進めるため、平成27年度は、町民実態に沿った賠償実施の要求、町民交流施設の設置、また、避難指示解除準備区域の除染や上下水道の被害状況調査などを行い、復旧、復興の取り組みを進めてまいる所存であり、改めてご理解、ご協力をお願いいたします。

 新緑の若葉が輝く季節となりました。町民の皆さまには、お元気でお過ごしになられますよう心から祈念申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗