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町長メッセージ_平成27年7月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成27年7月1日
(2015年7月1日更新)
 5月28日に望月環境大臣に対して大熊町と合同で中間貯蔵施設にかかる誠意ある対応と除染等の推進について、緊急要望を実施しました。中間貯蔵施設につきましては、環境省による土地、建物等に対する説明が進まない状況にあります。町としましては、国に対して地権者の方々に丁寧な説明と理解を得るための、地権者に寄り添った親身な対応を徹底するよう強く要望してまいりました。除染につきましては、帰還困難区域の除染の方針が示されておりません。町の復興には、復興拠点を想定する地域の除染が大前提となります。そこで拠点除染と共に町全体の本格除染計画の早期提示を求めました。
 さらに、双葉町は震災から4年を経過して、震災後の経年劣化による家屋の荒廃が進んでおります。国には家屋所有者の意見、希望を十分尊重され家屋解体等の適切な早期対応も要望してまいりました。

 5月20日より両竹、中野、中浜地区の避難指示解除準備区域の本格除染が開始されました。除染作業は本年度中の完了を予定しています。両竹・浜野地区復興計画にもお示ししておりますが、今後、海岸堤防、海岸防災林整備計画の実施とともに、まず両竹・中野・中浜地区の本格除染を双葉町の復興の足掛かりにしたいと考えております。

 インフラ整備については、除染後に調査等の実施を予定しており、現時点での上下水道、電気等のインフラ整備の完了時期が見通せないことから、環境省に対して調査個所の除染の早急な対応を求めています。
 双葉町帰還に関しては帰還困難区域除染を実施し、インフラの復旧及び復興拠点の整備を進めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

 いわき事務所は平成25年6月に開所し、2年が過ぎました。役場事務所としましても、いわき市へお世話になり、特に地元植田町とは良好な関係を築きつつあると考えております。ここ植田町では「なこそ夏まつり」が毎年7月最終土曜日に開催されます。町からの声がけで昨年参加いただいた浅草サンバの名門チームの「バルバロス」が今年も参加していただけるようになりました。バルバロスの方々には加須市の旧騎西高校の避難所にいた際にもお世話になりました。植田町の皆さまからも大好評をいただいており、本年も素晴らしい踊りを披露していただけることと思います。サンバの後には職員互助会で「いわきおどり」にも参加する予定です。

 これからじめじめした梅雨本番の季節になります。農作物の生育には大変重要な季節ですが、気温や湿度等不快な時期で、体調を崩しやすい季節ですので、お体には充分ご自愛くださるようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗