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町長メッセージ_平成27年12月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成27年12月1日
(2015年12月1日更新)
 10月14日より県内外の14カ所で町政懇談会を開催しました。
 懇談会の冒頭、私から町長就任後の状況説明と町内の復興の取組として、復興IC、復興祈念公園、除染、一時帰宅時の休憩施設、県内の復興公営住宅等の復旧・復興の取り組みや現状について説明をいたしました。さらに、担当課長から「双葉町復興まちづくり長期ビジョン」の概要版に基づく説明と、11月より双葉町内の家庭内ゴミの片づけが出来るようになったことについての対応方法を説明しました。
 震災後4年8カ月経過しましたが、いまだ双葉町からの避難生活が継続しており、出席された町民の方々からは、避難先でのご苦労や町内でのイノシシ被害、地震や風雨の影響による家屋被害、共同墓地等多岐にわたる、意見、要望、質問等をいただき、可能な限り丁寧な回答をしたところであります。

 10月7日に町立南北小学校の授業の公開が行われ、学校再開後2年目を迎え、少人数教育の現状やICT機器を活用した教育現場の見学等を行いました。
 さらに10月31日には栴檀祭が行われ、子どもたちの日頃の学習成果を堂々と披露する姿に大変感激いたしました。現在、幼稚園児、小学生、中学生の22名で授業を行っております。来年度の町立学校の入学希望の意向調査を実施し、在籍人数が増加する見込みとなっております。将来の町の担い手として明るい希望と思っております。

 10月31日に細谷の渋谷ミツイ様の百歳賀寿の贈呈を行いました。震災・原発事故により避難を余儀なくされ多くの町民の方々が全国で避難生活している中で、明るい話題となりました。

 安倍内閣の第三次内閣改造により、10月13日に丸川珠代環境大臣が来庁、28日には放射性汚染土壌の保管場の現地視察、10月17日に林幹雄経済産業大臣の町内視察、10月26日に若松謙維復興副大臣が、11月9日には髙木毅復興大臣が来庁されました。各大臣、副大臣に対しまして、町の復旧・復興について更なる加速化と支援等の前進に協力の要望を行いました。特に丸川環境大臣に対しましては、過日国道6号で発生した環境省発注工事に係るトラックの横転事故に鑑み、今後の輸送の安全確保や中間貯蔵施設予定地の地権者の方々への丁寧な対応を強く要望しました。

 今年も残すところあとわずかとなり、寒さの厳しい時期になります。町民の皆さまにおかれましては、ご壮健にて新年をお迎えになられますよう心よりご祈念申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗