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町長メッセージ_平成27年10月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成27年10月1日
(2015年10月1日更新)
 8月1日、2日にいわき市のスパリゾートハワイアンズにおきまして、「集まれ!ふたばっ子2015」が開催されました。県内外の各地に避難されている、小学生、中学生、高校生が一同に集まり、児童、生徒同士の絆の確認や同級生や先輩・後輩の再開の機会となりました。町においても昨年4月に町立学校の再開そして、8月には仮設校舎を建設し新しい学校での授業を始めました。双葉町の将来を担う子ども達に、今の双葉町として出来うる限りのことをしながら、子ども達の成長に期待するものです。

 8月11日には、友好町の京丹波町のスポーツ少年団の子ども達と双葉中学校生との交流会が町立学校の体育館で開催されました。将来を担う両町の子ども達が、お互いの状況を確認したとのことであり、今後も活発な交流を願うものです。

 7月24日に県北ふたば会の納涼祭をかわきりに各自治会で盆踊りや夏祭りが開催されました。長期にわたる避難生活の中、避難先各地区でも夏祭り、盆踊りが開催され、双葉町民や避難先の近隣の住民の方々との交流が行われたことと思います。双葉の地を離れても、双葉町の伝統行事の継承は大変重要なことと思います。今後も行事、イベント等が継続できますよう、町として支援をしていきたいと思います。

 7月30日に双葉町復興町民委員会が開催されました。本委員会には、高齢者等福祉、復興産業等拠点、町民コミュニティの各部会が設置されております。過日それぞれの部会を開催し、委員の方への委嘱状交付を行い、その後各部会でワークショップが行われ活発な討論が行われました。討論終了後は討論内容をまとめ、それぞれの班から発表が行われました。
 双葉町の将来のため、今後数回の討論が行われ、各部会の討論結果が双葉町復興町民委員会へ報告され、将来の双葉町の復興計画に対しての提言書として提出されます。町としましては、双葉町内での復興や町民同士の絆維持のため、提言書を受け、復興計画の作成、具現化に向けた取り組みをしていきたいと思います。

 8月2日に南相馬市におきまして、第68回福島県総合体育大会県民スポーツ相双地域大会が開催され、双葉町から壮年ソフトボール、9人制女子バレーボールの種目に出場しました。震災前は早朝野球、ソフトボール、バレーボール等の各種スポーツ行事が盛んに行われておりましたが、震災後もスポーツ交流により、町民同士の交流はもとより、双葉郡、相馬郡の各市町村との交流があり、被災の状況は様々な皆さまが一同に集まりスポーツを通じた交流も復興のきっかけとなるものと期待しております。

 実りの季節となりました。町民の皆さまにおかれましては、くれぐれも健康に留意され、お元気でお過ごしになられますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗