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町長メッセージ_平成27年11月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成27年11月1日
(2015年11月2日更新)
 9月18日、公益財団法人理想教育財団、藤澤英昭理事はじめ関係者の来訪をいだだき、町立学校に対しまして学校図書・教材を寄贈していただきました。財団の「児童・生徒が読書に親しむことは、豊かな創造性の開発や自己啓発の一助となる」との考えから今回の寄贈が行われました。
 また、9月25日には(株)アイライフ、中林桂子さまより都内において「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」を開催した際の入場料を義援金として寄贈していただきました。震災・原発事故より4年半を経過した現在においても、両団体の方には双葉町に関心を寄せて頂いていることに対して、感謝を申し上げました。

 震災前の双葉町は、11月にもなると、ほとんどの田には稲刈り後の切株や再耕起された風景が一面に広がっておりました。
 現在町では、帰町後の町の農業の再生について、様々な検討を行っております。そのような中、9月30日にオランダ大使館農務参事官のシンディ・ハイドラ氏を講師に招き、花卉に関する講演会を開催いたしました。町の農業再生モデル事業として花卉栽培も一つの手法として考えられることから、今後更なる検討を進めてまいります。

 10月1日に双葉警察署本署が再開されました。震災後に福島警察署川俣分庁舎に仮庁舎が置かれ、平成24年10月には「道の駅ならは」を臨時庁舎として開設されておりました。今後復興事業の進展等に伴い、治安事象の多様化・複雑化に対応して頂けるものとして、再開を喜ばしく思います。

 先月14日より県内外の会場において町政懇談会を開催しております。避難先によっては、開催場所が遠方になる方もいらっしゃいますが、この機会にぜひ町政全般について、町民の皆さまの率直なご意見やご要望等をお伺いしたいと思います。

 10月6日、内堀雅雄県知事が双葉町内の現地視察を行いました。県知事就任直後から県内各地の震災・原発事故による被害状況や復旧・復興の現状を視察されており、今回2巡目の最初に双葉町を視察され、私より町内の各所を案内し、町の復旧・復興の更なる支援をお願いいたしました。

 11月15日に第27回ふくしま駅伝競走大会が開催されます。震災直後は選手の方々が各地に避難された状況で、オープン参加となりましたが、今回は夏合宿を行い、選手同士の絆も強くなっていると聞いております。選手の皆さまには体調を万全にされ、当日は練習の成果を思う存分発揮していただきたいと思います。さらに、選手の皆さまが力を発揮できますよう、町民の皆さまの応援をよろしくお願いします。

 日に日に秋が深まり、朝晩の寒さが加わってまいりました。町民の皆さまにおかれましては、くれぐれも健康に留意され、お元気でお過ごしになられますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗