本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_平成28年3月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_平成28年3月1日
(2016年3月1日更新)
 東日本大震災及び東京電力(株)福島第一原子力発電所事故から今月11月で5年を迎えます。全国各地に避難している町民の皆さまの一日も早い生活再建と、双葉町の復旧、復興のため様々な課題に取り組んでいるところです。

 「双葉町復興まちづくり計画(第一次)」に基づく実施状況の検証と今後の取り組み及び「双葉町復興まちづくり長期ビジョン」に掲げられた町内復興拠点計画の具現化を目指し、整備を進めるための取り組みについてまとめた提言書を1月22日に双葉町復興町民委員会の田中清一郎委員長からいただきました。今回の提言は、今もなお仮設住宅や町外での避難生活を強いられている町民の方の福祉に関する取り組み、全国に分散して生活する町民の心の絆を取り戻すための今後のコミュニティ形成に関する取り組み、さらに双葉町の荒廃を防ぎ、ふるさとへの想いをつなぐための取り組み、町内復興拠点の整備を進めるための取り組み等が盛り込まれています。今回の提言を受けて、「双葉町復興まちづくり事業計画」の改訂及び「双葉町再生可能エネルギー活用・推進計画」「双葉町内復興拠点基本構想」の計画を策定し、事業を具現化してまいります。

 今年度末には、両竹、浜野地区の本格除染が終了します。来年度以降、復興祈念公園の整備と併せて、町の復興の足掛かりとなる地区として、産業の再興に資する企業誘致や再生可能エネルギー拠点整備、さらに廃炉関係の研究施設や人材育成のための研究施設の立地をめざした「復興拠点」整備を進めてまいります。

 1月下旬に県内外の避難先自治体首長を訪問し、町民の方々の対応への感謝を申し上げ、町の現状や諸課題について懇談してまいりました。それぞれの自治体において町民の方々の支援については今後共継続して支援していただくとのお話をいただきました。

 大震災から6年目に入る今年は、町が抱える諸課題に対して一つ一つ対応してまいります。引き続き町民の皆さまの生活再建、町の復旧、復興に努めてまいりますのでご理解とご協力をお願いいたします。

 3月6日にいわき市勿来町におきまして「東日本大震災双葉町追悼式」を挙行いたします。震災及び震災関連により亡くなられた方々に対して追悼を行い、双葉町の今後の復旧、復興に対してあらためて力を尽していきたいと考えます。

 本年は暖冬といわれていますが、まだまだ寒さの厳しい日々が続きます。町民の皆さまにおかれましてはお体に気をつけてお過ごしくださいますようお願い申し上げます。

双葉町長 伊澤 史朗