(2019年6月3日更新)
初夏の季節になりました。5月には元号が平成から令和に変わり、新しい時代がスタートしました。
新たな気持ちで令和元年度末を目標とする先行解除及び令和4年春を目標とする特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除に向かって町民の皆さまの帰還環境整備に取り組む等、双葉町の復興を目指し、希望に満ちた新たな歴史を刻んでいくことを強く心に誓いました。
4月23日、令和元年度末を目標とするJR双葉駅周辺と避難指示解除準備区域(浜野、両竹地区)の先行解除と特定復興再生拠点区域内の立ち入り規制の緩和に向け、空間放射線量の低減状況等を検証する「双葉町放射線量等検証委員会」を設置しました。
放射線や除染などの専門的知識を兼ね備えた有識者の方々5人に委嘱状を交付し、第1回委員会では委員の方々に特定復興再生拠点区域内や避難指示解除準備区域内などを視察していただきました。
今後、特定復興再生拠点区域や避難指示解除準備区域の状況を重点的に検証していただき、
夏頃に中間報告、秋口に最終報告を受け、報告内容や社会インフラの復旧状況などを踏まえながら町民の皆さまにも説明し、避難指示の解除に向けた検討を進めてまいります。
双葉町と同様に全町避難が続いていた隣町の大熊町では、4月10日に居住制限区域であった大川原地区と避難指示解除準備区域であった中屋敷地区の避難指示が解除されました。
4月14日には大熊町役場新庁舎の開庁式が行われ、5月7日から新庁舎での業務が開始されました。双葉郡8町村でもそれぞれの状況が大きく異なっておりますが、他町村の事例を踏まえながら、安心して帰還できる環境の整備等、焦ることなく着実に取り組んでまいる所存です。
町内の防犯力、防災力の向上を目指して整備を進めていた防災ライブカメラが稼動しました。
町内7カ所にライブカメラを設置し、昼間の映像に加えて夜間の映像も確認することができるように赤外線カメラも設置しています。
町公式ホームページやタブレット端末等で見ることができますので、ご覧いただければ幸いです。
今後とも町内の不審者対策や犯罪の抑止などの防犯力の向上を図るとともに、
災害発生時に現場の状況を速やかに把握できるよう防犯・防災対策の実施に向けて取り組んでまいります。
生活サポート補助金の令和元年度分の申請受付が始まりました。受給漏れのないように申請していただきますようお願いいたします。
間もなく梅雨の季節を迎えます。気温の変化が激しい時期でありますので、
町民の皆さまにはくれぐれもお身体に気をつけてお過ごしくださいますようお願い申し上げます。
双葉町長 伊澤 史朗