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町長メッセージ_令和元年12月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和元年12月1日
(2019年12月2日更新)

町民の皆さまへ

 今年のカレンダーも最後の1枚となりました。

 何かと慌しい師走を迎え、日ごとに寒さが一段と身にしみるようになってきました。

10月には台風第 19号、さらには 10 25日の大雨・洪水により全国各地に甚大な被害をもたらしました。双葉町内でも石熊橋の崩落、倒木や土砂崩れ、町民グラウンドの冠水、住宅や倉庫などで床上、床下浸水などの被害がありました。全町避難のため人的な被害はなかったものの、避難先で床上浸水などの被害があった町民の方々もおり、一日も早い生活再建を願っております。地球温暖化の影響なのか台風や大雨が毎年のように大きな災害をもたらしています。あらためていつどこで発生するかわからない自然災害に対する備えについて、対応策を講じていかなければならないことを胆に銘じておかないといけないと感じております。

 113日、いわき事務所において、ご来賓の方々が見守る中、令和元年度双葉町表彰式を挙行いたしました。今年度の表彰式では、永年にわたり双葉町消防団員として功績のあった3人の方に特別功労表彰を、消防団員や双葉町職員として多年にわたり役職に精励された4人の方に永年勤続表彰を授与しました。また、双葉町のために物心両面にわたりご支援いただきました6団体に感謝状を贈呈しました。住民福祉の向上や町政進展、避難者支援に多大な貢献をされました方々に対して、改めて敬意と感謝を申し上げます。

 117日から30日まで、県内外11会場で町政懇談会と併せて住民説明会を開催いたしました。国等の関係者の方々も出席し、「双葉町避難指示解除準備区域とJR双葉駅周辺等の一部区域の避難指示解除について」をメインテーマとして、来年春の避難指示を解除しようとする区域についての双葉町放射線量等検証委員会の最終報告の内容や特定復興再生拠点区域の立入規制緩和、町としての復興・再生に向けた取り組みについて説明しました。今後、町民の皆さまからのご意見を参考に、町議会にも住民説明会の経過等を報告するとともに協議を進め、避難指示の解除の判断を示していきたいと考えております。遠方からご出席いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。

 双葉町では今後も復興まちづくり計画(第二次)に基づき、双葉町の復興を前進させ、令和4年春の町への帰還を目指して町民の皆さまが安心し、希望の持てる生活環境が整うよう様々な課題に全力で取り組んでまいります。

 結びに、今年一年間、双葉町民に対しご支援いただいたすべての皆さまに厚く御礼を申し上げますとともに、町民の皆さまにおかれましては、ご壮健にて新年を迎えられますよう心よりご祈念申し上げます。



 双葉町長 伊澤 史朗