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町長メッセージ_令和2年9月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和2年9月1日
(2020年9月1日更新)

町民の皆さまへ

 

 遅い梅雨明けとともに猛暑となった夏も終わりに近づき、暑さの中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。 

 季節が秋に変わろうとする中でも新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が収まることなく未だに収束が見えない状況です。そのため、9月に開催を予定し準備を進めてまいりました双葉町敬老会、10月に予定しておりました令和2年度町政懇談会、ふたばスポーツフェスティバル2020を町民の皆さまの感染リスクを鑑み、健康と安全確保のため止む無く中止と判断いたしました。各種行事は、県内外で避難生活を送っている町民の皆さまが久しぶりの再会に旧交を温めながら交流する場であり、町政懇談会は町政に対する町民の皆さまのご意見を広くお聴きするため毎年開催しているところですが、残念ながら、今年度は開催できる状況ではありません。来年度開催できることを願うとともに、新型コロナウイルス感染症の早い収束を切に願っております。

 そのような状況の中でも8月7日には復興庁、環境省、経済産業省、与党である自由民主党東日本大震災復興加速化本部、公明党東日本大震災復興加速化本部への要望活動を大熊町と合同で行いました。各大臣には中間貯蔵施設を受け入れた大熊町、双葉町の復興に向けてさらなるご支援をお願いいたしました。(詳しい要望内容については、本ページの下段に掲載してあるとおりです。)

 9月20日には中野地区に県が整備を進めていた「東日本大震災・原子力災害伝承館」が開館いたします。県が収集した資料の展示や「語り部」による講話、大型スクリーンでの映像放映などを通じ、未曽有の複合災害に記録と教訓を国や世代を超えて継承、発信することがコンセプトであり、町民の皆さまにもぜひご覧いただきたいと思います。 

 さらに10月には伝承館に隣接して「双葉町産業交流センター」(F-BICC)がオープンいたします。中野地区復興産業拠点の中核施設として、貸事務所に10社の企業が入居するほか、貸会議室やフードコート・レストラン等の商業機能を備えており、一時立入りされる町民の皆さまや周辺施設への来訪者、そして中野地区での就業者に利用され、賑わいを生み出す施設になるものと期待しております。復興のスタートを感じていただける便利な施設となれるよう、一層努力してまいりますので、ぜひご活用ください。

 夏から秋へと季節が移り変わります。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので、新型コロナウイルス感染症の予防対策と併せて健康管理にはくれぐれもご留意されますようお願いいたします。

 

                                    双葉町長 伊澤 史朗

 

 

※要望内容はこちら