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町長メッセージ_令和3年2月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和3年2月1日
(2021年2月2日更新)

 

 双葉町の新たな未来へ

 令和3年の新しい年を迎えてから早いもので1カ月が過ぎ、寒さの中にも日脚が伸びてどことなく春の訪れを感じる季節を迎えました。
 昨年から新型コロナウイルスの感染拡大が収まることなく感染者が急増し、1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)に1月8日から2月7日までの間、2度目となる緊急事態宣言が発令されました。さらに13日には7府県(大阪、京都、 兵庫、愛知、岐阜、栃木、福岡)にも緊急事態宣言が発令されました。また、福島県は、県内の感染状況がステージ3相当となったことから独自に新型コロナウイルス緊急対策として、「県民の不要不急の外出自粛」「飲食店の営業時間短縮」などの協力要請を行いました。町民の皆さまにおかれましては、避難先自治体か ら発信される情報に十分ご留意いただくとともに、感染防止対策に万全を期していただくようお願いいたします。
 1月4日の仕事始めには、町の復興と 町民の皆さまのご健康とご多幸、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束を祈願し、双葉ダルマに目入れを行いました。また職員に対し、令和4年春頃の特定復興再生拠点区域内の避難指示解除と住民帰還を目標としていることから、拠点区域内の放射線量の低減や生活環境・インフラの整備など、町に戻って生活できる環境整備に取り組んでいるところでありますが、およそ1年という限られた時間しか残っていないという状況を踏まえ、職員も一人ひとりが覚悟をもって与えられた業務を遂行するとともに、各課連携のもと「ワンチーム」となって取り組むよう、また、町民の皆さまに行政サービスを提供している私たちが新型コロナウイルスに感染しないようさらなる自覚と感染予防のための取り組みを徹底するよう、訓示を行いました。
 1月8日に東京電力ホールディングス (株)福島復興本社の大倉誠代表がいわき事務所に来庁されました。その際に佐々木清一町議会議長とともに双葉町として要求書を手渡したところです。
 新型コロナウイルスの感染が再び拡大 傾向にあることから、今年は新年を迎えての恒例行事である双葉町成人式を延期、賀詞交換会を中止、双葉町ダルマ市も中止となりましたが、1月9日、有志の皆さまにより双葉ダルマ の販売会が双葉町産業交流センター前の広場で開催されました。天候にも恵まれ、双葉町消防団第二分団員による巨大ダルマ引きも震災後初めて町内で行われました。伝統を後世につなげていきたいという有志の皆さまの熱意に心から感謝申し上げます。


 今年の冬は、暖冬だった昨年の冬と違い新潟県や北陸地方で、記録的な大雪となり大きな被害に見舞われました。寒さはまだまだ続きますので体調管理には十分留意されるとともに、新型コロナウイルス感染防止対策にご家族の皆さまで取り組まれますようお願いいたします。

 

 

                                   双葉町長 伊澤 史朗