本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_令和2年7月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和2年7月1日
(2020年7月1日更新)

町民の皆さまへ

 夜空に輝く天の川がひときわ美しい季節になりました。

 新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言が525日に全面解除され、学校が再開、外出自粛の緩和など、段階的に日常生活が戻りつつあります。しかし、緊急事態宣言や外出自粛が解除された韓国や中国では新たな集団感染が報告されており、新型コロナウイルスを取り巻く状況はまだまだ予断を許さない状況です。今後は、日常生活に「新しい生活様式」を取り入れ、実践をしていく必要があります。引き続き、一人ひとりの感染対策として「3つの密の回避」や「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗い、うがいの励行」をはじめとした基本的な感染防止対策を継続していかなければなりません。ただし、これからますます気温が高くなってきますので、マスク着用時には、熱中症にも十分気をつけていただくようお願いいたします。

 さて、飯舘村では特定復興再生拠点区域外の帰還困難区域について、拠点外に復興公園(仮称)を整備し放射線量を低減できれば、帰還困難区域を一括で避難指示解除するよう求める要望がなされ、国が受け止めて検討しているとの報道がありました。拠点外の帰還困難区域について、双葉町では除染を行った上での避難指示解除を要望しており、66日に被災12市町村の将来像に関する有識者検討会に出席した際、田中和德復興大臣や内堀雅雄県知事に対し、帰還困難区域全域においてふるさとへの帰還が可能となるよう、しっかりと除染を行った上での帰還困難区域全域の避難指示解除をあらためて強く求めました。併せて、12市町村の復興状況はそれぞれステージが異なっており、避難指示を解除してからかなりの時間が経過した自治体と、双葉町のように一部避難指示を解除しても住民帰還を果たしていない自治体では状況が全く違うことを強く申し上げました。

 田中復興大臣からは「12市町村の復興再生に向け、地域ごとに異なる実情を踏まえ、復興のステージに応じた課題や多様なニーズにきめ細かく対応する」との言葉をいただきました。

 77日は七夕です。七夕の夜には、令和4年春頃を目標とする特定復興再生拠点区域の避難指示の解除と住民帰還、各種復興事業が計画どおりに進捗することや特定復興再生拠点区域外の帰還困難区域の在り方について方針が速やかに示されること、町民の皆さまのご健康を願いたいと思います。

 暑い夏に向かいます。気温が上昇し、熱中症など体調を崩しやすい季節ですので、新型コロナウイルス感染防止対策と併せて日ごろの体調管理に気をつけて、暑い夏を乗り切っていただきますようにお願いいたします。

 

 

 双葉町長 伊澤 史朗