(2021年12月1日更新)
町民の皆さまへ
早いもので令和３年の最後の月、師走を迎えました。日ごとに寒さが増し、JR双葉駅前のイチョウもすっかり葉を落としました。
新型コロナウイルス感染症も感染者が減少し、日常が戻りつつあるところですが、引き続き町民の皆さまには感染予防対策の徹底をお願いいたします。
１０月２６日から１１月２７日までの期間に県内外１１カ所で開催した町政懇談会では、ふるさとへの帰還に向けた準備の宿泊（準備宿泊）について各会場で説明させていただきました。出席いただきました皆さまには心から感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響のためか、一昨年実施した懇談会より参加者が少ない傾向にありましたが、皆さまからのご意見・ご要望について検討させていただき、今後の復興まちづくりに反映させていきたいと思います。
１１月３日には、いわき事務所において、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため規模を縮小して令和３年度双葉町表彰式を挙行しました。今年度の表彰式では、特別功労表彰として永年にわたり双葉町議会議員として地方自治の発展に尽くされた２人の方に特別功労章と表彰状を、功労表彰として永年にわたりスポーツ推進委員として社会体育の振興に尽くされた２人の方と、永年にわたり消防団員として消防活動に尽くされた１人の方に功労章並びに表彰状をお贈りしました。
さらに、永年勤続表彰として、多年にわたり双葉町スポーツ推進委員として社会体育の振興に寄与された方、消防団員及び双葉町職員として職務に精励された７人の方々に表彰状を贈りました。
また、災害業務支援のため多年にわたる職員派遣により双葉町の復旧・復興に貢献いただいた富山県黒部市様に感謝状をお贈りしました。
町政進展・住民福祉の向上や避難者支援に多大な貢献をされました方々に対して、改めて敬意と感謝を申し上げます。
１１月１５日には、JR双葉駅東側に建設する役場仮設庁舎の安全祈願祭、起工式を行い、西銘恒三郎復興大臣ほかご来賓の方々の出席のもと工事の安全を祈りました。町内に役場機能を戻すことは、今後帰還を考えている町民の皆さまや新たに定住、移住を考えている方々が安心して住めるという思いを醸成するとともに町の復興を加速させていくものと考えております。
そして令和４年６月以降の特定復興再生拠点区域の避難指示解除と町への帰還を目指して町民の皆さまが安心し、希望の持てる生活環境が整うよう様々な課題に全力で取り組んでいく所存です。
結びに、双葉町の復旧・復興のためご支援とご協力をいただきましたすべての皆さまに厚く御礼を申し上げますとともに、町民の皆さまにおかれましては、ご壮健にて新年を迎えられますよう心よりご祈念申し上げます。
双葉町長 伊澤 史朗