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町長メッセージ_令和3年11月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和3年11月1日
(2021年11月1日更新)

町民の皆さまへ

 一段と日の暮れるのが早くなり秋の深まりを感じる季節となりました。

 今年7月に出されていた4回目の新型コロナウイルスの緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が9月30日をもって全都道府県で解除され、少しずつ元の生活に戻りつつあるところですが、町民の皆さまには油断せずに引き続き基本的な感染防止対策を行っていただくようお願いいたします。

 コロナ禍の影響が震災復興に影を落とし、様々な局面で計画の変更などをせざるを得ない状況にあり、特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除の目標時期を来年6月以降とさせていただきましたが、双葉町は、特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除に向けた環境整備を揺るぎない優先施策として取り組んできたところであり、今後も鋭意取り組んでまいります。

 さて、双葉地方広域市町村圏組合が設置・管理し、震災により運用を休止していた鴻草地内にある斎場「聖香苑」が10月1日より再開しました。それに合わせて町道101号新山・鴻草線(旧国道)及び町道109号鴻草・寺松線の一部区間で特別通過交通制度が適用され、通行証の取得・確認を要することなく日中の車での通行が可能となりました。町内の復旧・復興事業の加速や準備宿泊など特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除に向けた施策に資するものと期待しております。

 10月は岸田文雄内閣が誕生し、双葉町に関係の深い復興大臣、環境大臣、経済産業大臣が交代するなど大きな動きがありました。岸田総理大臣は所信表明演説の中で「東日本大震災からの復興なくして日本の再生なし。この強い思いの下で、被災者支援、産業・なりわいの再建、福島の復興・再生に全力で取り組みます」と述べられており、10月10日には萩生田光一経済産業大臣と町内で意見交換を行い、17日には岸田総理と西銘恒三郎復興大臣がの町内視察を視察されました。さらに21日には西銘恒三郎復興大臣がいわき事務所を訪問され意見交換を行いました。私からは双葉町の現状について説明し、双葉町の復興が滞ることのないよう切れ目のない対応、復興に必要な予算の措置を強くお願いしました。

 10月15日には大熊町と合同で各省庁への要望活動を行い、併せて東京電力ホールディングス(株)へ要求活動を行いました。詳しい要望・要求の内容については、次ページに掲載してあるとおりです。

 10月7日開催の議会全員協議会において、準備宿泊について議員の皆さまに説明しました。現在行われている町政懇談会の中でも準備宿泊等について町民の皆さまにご説明いたしますので、お近くの会場にお越しいただきますようお願いいたします。

 寒さに向かう時節ですので、風邪などひかぬよう体調管理にはくれぐれもご留意されますようお願いいたします。  

双葉町長 伊澤 史朗