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町長メッセージ_令和4年2月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和4年2月1日
(2022年2月1日更新)

町民の皆さまへ

 

 令和4年の新しい年を迎えてから早いもので1カ月が経ち、寒い中でも日脚が伸びて春の訪れを感じる2月を迎えました。

 新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大により感染者が急増し、感染者が多い自治体等にまん延防止等重点措置が適用されました。オミクロン株は感染力が非常に強いということで、町民の皆さまにおかれましては、避難先自治体から提供される情報に十分ご留意いただくとともに、感染防止対策に引き続き万全を期していただくようお願いいたします。

 1月3日には、いわき市において令和4年双葉町成人式を挙行し、54人の新成人に成人証書を授与しました。今年新成人となられた皆さんから「元の生活に戻れなくても双葉町が大好きだから双葉町に帰りたい」、「新しいまちづくりに携わりたい」、「これからも双葉町民としてしっかり歩んでいきたい」などの声が聞かれ、嬉しく思うとともに新成人の期待に応えられるようなまちづくりを進めていかなければと決意を新たにした次第です。

 また同日に賀詞交換会を開催し、福島県選出の国会議員の方々、双葉郡選出の県議会議員、町議会議員、行政区長、学校関係者等、多くの方々にご臨席いただきました。

 1月4日の仕事始めには、町の復興と町民の皆さまのご健康とご多幸を祈願し、双葉ダルマに目入れを行うとともに職員に対し、「本年6月以降を目標とする特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除と住民帰還開始、8月末には役場仮設庁舎での業務開始など、令和4年は双葉町にとって歴史が大きく動く激動の年になると思っており、一つ一つ私たちが双葉町に戻って町民の皆さまをお迎えしながらしっかりと取り組んでいきたいので共に頑張ってほしい」と訓示を行いました。

 また同日、東京電力ホールディングス㈱小早川智明代表執行役社長がいわき事務所を訪問した際に①昨年10月に大熊町、双葉町の両町での要求書に記載した事項については、継続的に改善を図ること。②廃炉に当たっては、安全確保を図りながら着実に進めること。③原子力損害賠償については、加害者としての責任を全うすることなどを要求しました。

 1月8日、9日の両日には新春恒例の双葉町ダルマ市が、復興公営住宅勿来酒井団地内の広場で新型コロナウイルス感染防止対策を取りながら盛大に開催されました。両日とも暖かく天候にも恵まれ、奉納神楽や巨大ダルマ引き、町芸術文化団体連絡協議会による芸能発表などが行われ、県内外に避難されている町民の皆さんや地域住民の皆さん、これまで双葉町に支援で来ていただいた方々など大勢の来場者で賑わいました。今年も夢ふたば人のご尽力により開催されたことに対し、改めて感謝を申し上げるとともに、今後、双葉町に帰還した際にも町民の皆さまの絆の維持や伝統の継承に対して町としてしっかりと支援していきたいと考えています。

 今年の冬は、平年より雪が多く冷え込む日もまだまだありますので体調管理には十分留意されますようお願いいたします。 

 

 

双葉町長 伊澤 史朗