(2021年9月1日更新)
町民の皆さまへ
８月には前線停滞により、九州地方や中国地方で降水量が１０００ミリを超えるなど全国各地の広い範囲で記録的な大雨となり、多数の河川の氾濫、土砂崩れや道路の崩壊などの大きな災害が発生しました。また、最高気温が４０度近くまで上がる猛暑日があったり、熱中症警戒アラートが発令される日が続いた今年の夏もようやく終わりに近づき、空が高く感じられ、暑さの中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
新型コロナウイルス感染症は、人類が経験した呼吸器疾患のウイルスで最大の感染力と言われるデルタ変異ウイルスが大半を占めるようになり、感染者が急拡大しています。ワクチン接種も追いつかない状況であり、世界的な感染拡大は収束がまだまだ見えない現実です。
そのため９月に開催を予定し、準備を進めてまいりました「集まれ！ふたばっ子２０２１」や「双葉町敬老会」を町民の皆さまの感染リスクに鑑み、皆さまの健康と安全確保のため止む無く中止と判断いたしました。残念ながら昨年に続き、今年度も開催できる状況ではありません。来年こそは開催できることを願うとともに、新型コロナウイルス感染症の早い収束を強く願うところです。
そのような状況の中でも１年遅れとなった東京２０２０オリンピックが７月２３日から８月８日まで開催され、８月２４日からは東京パラリンピックが開催されております。コロナ禍の中、無観客での例を見ない開催となりましたが、各競技種目で選手の皆さんが活躍する姿を町民の皆さまもテレビの前で観戦し、最後まで諦めずに頑張る選手の姿に感動し、元気をもらったことと思います。
７月１４日から８月３０日まで開催された東日本大震災・原子力災害伝承館の双葉町特集展は、原則毎日職員２人を派遣し、特集展に来場した皆さんに展示した資料の説明等を行いました。今後も双葉町が経験した世界でも例を見ない複合災害を風化させることなく正しく語り継ぎ、後世に伝え、経験を未来に繋げていく取り組みを行っていきたいと考えております。
今年度は、１０月、１１月に町政懇談会を県内外１１会場で予定しております。新型コロナウイルス感染症対策をしっかり取りながら行ってまいります。また併せて町民の皆さまの声を広く聴き、町政に反映させるために、ご意見・ご要望を９月３０日まで募集しておりますので、町民の皆さまからの忌憚のない声を郵送や町公式ホームページ等でお聴かせください。
夏から秋へと季節が移り変わります。夏の疲れが出る時節です。新型コロナウイルス感染症の予防対策と併せてくれぐれも体調管理にご留意されますようお願いいたします。
双葉町長 伊澤 史朗