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町長メッセージ_令和4年7月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和4年7月1日
(2022年7月1日更新)

 町民の皆さまへ

 

 夜空に輝く天の川がひときわ美しい季節になりました。

 新型コロナウイルス感染症については、感染者が減少傾向にあり、海外からの入国者数の上限を6月1日から1日あたり2万人に引き上げるとともに、入国者に対する検疫措置を緩和しています。また外国人の観光客の受け入れもマスク着用を前提に再開されました。

 新型コロナワクチン接種については、3回目のワクチン接種から5カ月が過ぎた60歳以上の方や、18歳以上で基礎疾患のある重症化リスクの高い方に4回目の接種を開始しています。接種券が届いた方は、避難先自治体で予約をして受けていただくようお願いいたします。感染対策のため暑い中でのマスク着用で熱中症も心配されるところですが、適切なマスクの着け外しなどをしながら、引き続き感染防止対策を継続していただくようお願いします。

 さて、5月12日から6月4日にかけて県内外11カ所で開催しました双葉町の復興・復旧に向けた取り組みについての住民説明会は、午前の特定復興再生拠点区域の避難指示解除に向けた説明には延べ189名、午後の特定復興再生拠点区域外への帰還・居住に向けた今後の進め方についての説明には延べ159名の方々にご出席いただきました。出席いただきました皆さまには心から感謝申し上げます。

 6月7日に開催した議会全員協議会において、住民説明会の概要として説明内容や町民の皆さまからの質問とそれに対する回答等について議員の皆さまに説明しました。今後、国の原子力災害現地対策本部、福島県と本町との三者で特定復興再生拠点区域の避難指示解除について協議を進めてまいります。

 町内での買い物環境整備の取り組みのひとつとして6月13日から町内2カ所に移動販売車が運行を開始しました。役場仮設庁舎も6月末には竣工し、いよいよ双葉町への役場機能の移転に向けて始動していきます。

 復興まちづくり計画(第三次)についてですが、意見募集(パブリックコメント)の実施や議会への説明を経て、6月末に策定しました。復興まちづくり計画(第三次)には、特定復興再生拠点区域の避難指示解除後の戦略、5年以内に行う分野別基本施策、中長期的な取組等と短期・中期・長期の明確なビジョンを持ち、復興まちづくり並びに町政の方向性を具体的に示しております。7月15日号の「ふたばのわ」に概要版を同封する予定です。ぜひご一読いただきたいと思います。

 7月は相双地方の夏の風物詩である相馬野馬追の季節でもあります。東日本大震災後の混乱の中でも続いてきた国の重要無形民俗文化財である相馬野馬追ですが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大のためメイン行事である「甲冑(かっちゅう)競馬」と「神旗(しんき)争奪戦」を無観客で、他の公式行事は有観客で人数を制限して行われましたが、今年は3年ぶりに全ての行事を有観客で通常どおりに開催する予定となっております。

 今年の夏は、梅雨明け後から厳しい暑さになりそうな予報が出ています。こまめな水分補給や十分な休息、エアコンなどの空調を適切に使って日ごろの体調管理に気をつけて、暑い夏を乗り切っていただきますようにお願いいたします。

 

 双葉町長 伊澤 史朗